自宅で通信量を気にせずにスマートフォンやタブレットをインターネットにつなげたいのであれば、通信制限の心配がない固定回線のWi-Fiがおすすめ。パソコンを使用する際も、安定した通信が可能です。現在、固定回線は最も通信速度が速く安定している「光回線」が主流ですが、光回線のWi-Fiを使えるようにしたくても、導入の仕方が分からないという方も多いのでしょう。
この記事では光回線のWi-Fiの利用方法や、モバイル回線のWi-Fiとの違いについて解説します。
光回線のWi-Fi(ワイファイ)の利用方法や、モバイルWi-Fi(ワイファイ)との違いを解説!
光回線で Wi-Fi(ワイファイ)を利用する方法
まずは光回線でWi-Fiを利用する手順を紹介しますので、初めて固定回線を導入する方や、光回線への乗り換えを検討している方は参考にしてみてください。
1.光回線を契約
現在、光回線を契約していないなら、まずは契約する回線を選ぶ必要があります。
住むエリアにもよりますが、利用できる光回線は複数あることが多く、それぞれどんな特徴があるのか分からないという方もいるはず。ここでは光回線の種類について、見ていきましょう。
【フレッツ光】
フレッツ光はNTT東日本とNTT西日本が提供する光回線サービスで、NTTが敷設した光ファイバーケーブルを使うため、日本全国で利用できます。
ただし、フレッツ光は光回線だけのサービスであるということに注意しましょう。インターネットを利用するにはプロバイダとの契約も必要になるため、契約時や解約時には手続きに手間がかかります。また回線事業者とプロバイダの両方と契約するため、月額料金の負担が大きくなるのもデメリット。
【光コラボレーション】
光コラボレーションとは、フレッツ光と同じNTT東日本・西日本の光ファイバー網の提供を受けたほかの事業者が、プロバイダなどのサービスと組み合わせている光回線のこと。NTTの回線をそのまま使うため、回線の通信速度や安定性、対応エリアはフレッツ光と変わりません。
基本的にはプロバイダとセットになっており、別途契約をする必要がないため、契約時や解約時の手間が少なくて済みます。またフレッツ光と比べて月額料金の負担が少なく、事業者ごとにさまざまなキャンペーンが実施されているのもメリットです。
【独自回線】
上記以外の光回線としては独自回線があり、そのなかには「ダークファイバー回線」と「電力系回線」があります。
ダークファイバーとは、NTTが光回線を敷設したときに余分に設置しておいた予備の光ファイバーのこと。これを借り受けた通信事業者が、一般のインターネット回線として使えるようにしたのがダークファイバー回線です。
一方、電力系回線とは、電力会社が独自に敷設した光回線を提供するもの。2023年3月現在、提供しているのは西日本の電力会社だけで、それぞれが管轄している地域のみで提供するため、対応エリアは一部地域に限定されています。ただ、地域限定ならではの各種キャンペーンも豊富で、月額料金を安く抑えられるのが魅力です。
また、地域限定の電力系回線は、フレッツ光や光コラボと比べて利用者が少ないのも特長。高品質でありながら、混雑による速度低下が起こりにくいため、混みやすい時間帯でも快適なインターネットを楽しむことができます。住んでいるエリアが対応しているのであれば、独自回線のなかでも電力系回線の利用がおすすめです。
2.Wi-Fiルーターを用意
光回線の契約が済んだら、自宅に光回線を開通するための工事を行います。工事が完了したら、自宅でWi-Fiにつなぐための準備へと進みましょう。
まず、壁に設置された光コンセントに光回線終端装置(ONU)を接続します。この時点では、基本的に光回線終端装置とパソコンなどの端末をLANケーブルで直接接続することでしかインターネットを使うことはできません。
パソコンやスマートフォンなどの端末を無線で接続するためには、Wi-Fiルーターが必要です。Wi-Fiルーターは契約中の光回線業者やプロバイダからレンタルすることができるほか、市販のものを家電量販店などで購入して使うことも可能。機種によって通信規格や電波の届く範囲など性能に違いがあるので、利用状況によって適切なものを選びましょう。
また契約した光回線によっては、光回線終端装置にWi-Fiルーター機能が付いたホームゲートウェイが標準で提供されることがあります。その場合はWi-Fiルーターを別で用意する必要はないので、あらかじめ確認しておきましょう。
3.Wi-Fiルーターを光回線終端装置と接続
ワイファイルーターが用意できたら、光回線終端装置のLANポートと、Wi-Fiルーターの「WAN」または「インターネット」と書かれたポートをLANケーブルで接続します。Wi-Fiルーターは「LAN」と書かれたポートが複数あるものが一般的ですが、WANポートやインターネットポートは判別しやすいように色分けされていることが多いので、確認しながら間違えないようにつないでください。
デスクトップパソコンやテレビなどを有線で接続したいときは、Wi-FiルーターのLANポートに接続することで有線接続も可能です。
4.スマートフォン・タブレットなど端末の接続設定
Wi-Fiルーターが接続できたら、パソコン・スマートフォン・タブレットなどワイファイを利用したい端末の接続設定を行います。端末の種類やOSによって細かい設定方法は異なりますが、一般的な接続方法を紹介しましょう。
①端末の設定画面からWi-Fiの設定画面を開いてください。Wi-Fiをオンにすると周辺に飛んでいるWi-Fiのネットワーク名(SSID)が表示されます。
②Wi-Fiルーターの側面や同梱されているカードなどに書かれているネットワーク名を選択してください。このとき、近所で同じメーカーのWi-Fiルーターが使われていると、よく似たネットワーク名が出てくることがあるので、間違えないように注意しましょう。
③ネットワーク名を選択したら、暗号化キー(パスワード)の入力画面が開くので、これを入力して接続します。暗号化キーもWi-Fiルーターの側面や同梱されているカードなどに書かれているので、間違えないように入力しましょう。
Wi-Fiルーターと接続端末の両方が「WPS機能」(Wi-Fi Protected Setup)に対応している場合、Wi-FiルーターのWPSボタンを押すだけで、ネットワーク名の選択や暗号化キーの入力を省略することができます。
④ Wi-Fiルーターのインターネット接続設定が済んでいない場合は、接続用IDやパスワードなどプロバイダ情報の入力が必要です。プロバイダから送られてくる書類に書かれているので、あらかじめ用意しておきましょう。Wi-Fiルーターがインターネットに接続できたら、Wi-Fiを利用することができます。
光回線の Wi-Fi(ワイファイ)とモバイル Wi-Fi(ワイファイ)の違い
Wi-Fiを利用するためには固定回線を使うだけでなく、携帯端末専用の通信電波(モバイル回線)を使うモバイルWi-Fiを利用する方法もあります。光回線のWi-FiとモバイルWi-Fiではそれぞれメリットとデメリットがあるので、特徴を理解して選ぶとよいでしょう。
光回線のWi-Fiのメリット・デメリット
光回線は、光信号が流れる光ファイバーケーブルを使ったインターネットサービス。通信設備のある基地局から自宅まで、物理的なケーブルで接続されているため、障害物や電波障害など外からの影響を受けづらいのが大きな特長です。
光回線の最大通信速度は一般的なもので1Gbps(ギガビーピーエス:Giga bit per second)、速いものであれば10Gbpsの光回線もあります。Wi-Fiの最新規格である「Wi-Fi 6」は最大通信速度9.6Gbpsなので、通信速度が速く安定性も高いのがメリットです。
また光回線なら、基本的に毎月のデータ通信量の上限や、速度制限はありません。高画質の動画試聴やオンラインゲームなど、大量の通信量が必要な使い方をしても、料金が上がったり、通信速度が下がったりしないので安心です。家族みんながそれぞれの端末を同時利用するのにも向いているといえます。
ただし、基本的に回線工事が必要になるので、お住まいによってはそれがデメリットになることも。すでに光ケーブルが引き込まれている場合は、立ち合いをせずに回線事業者側で工事を行う「無派遣工事」となりますが、光ケーブルの引き込み工事が必要なときは、工事担当者が派遣されて立ち合いをする「派遣工事」が必要です。
派遣工事であれば申し込みから最短2週間程度、無派遣工事でも1週間から10日ほどはかかるので、引越しの際などには早めに申し込みましょう。引越しの多い春などの繁忙期は、工事が混んでいてさらに待つこともあるので、余裕を持って申し込むことをおすすめします。
モバイルWi-Fiのメリット・デメリット
モバイルWi-Fiは、WiMAXやクラウドSIMなどが提供する携帯端末専用の通信サービス。モバイル回線の基地局からの電波を、持ち運びできる小型の通信端末(モバイルルーター)で受けて、Wi-Fiで端末と接続します。
一番のメリットは、対応エリア内であれば外出先でもたっぷりインターネットを利用できること。外でたくさん通信したいけど、スマートフォンでは通信制限が気になるというときに向いています。
回線工事が不要で、Wi-Fiルーターが自宅に届けばすぐに使えることもメリット。早ければ申し込みの翌日からインターネットを利用することができます。
また、ホームルーターでWi-Fiを利用したいと考えている方も少なくないでしょう。ホームルーターも通信方式はモバイルWi-Fiと同じモバイル回線ですが、コンセントに接続する必要があるため、外出先での利用は制限されます。しかし通信端末のスペックはホームルーターのほうが高いので、通信速度や電波強度を優先したい方にはおすすめです。
ただし、モバイルWi-Fiもホームルーターも、モバイル回線を無線接続しているため、通信速度は自宅に回線を引き込む光回線より遅く安定しない傾向があります。またデータ通信量無制限のプランでも、短期間で大量のデータ通信を行ったときや提供エリアで通信量が多い時間帯には速度制限されるケースも。利用状況によっては不便に感じることがあるかもしれません。
東海地区で光回線のWi-Fi(ワイファイ)をこれから利用するならコミュファ光がおすすめ
光回線のWi-Fiであれば、時間帯を問わず大容量の通信を使うことができます。東海地区でこれから利用を考えている方には、中部テレコミュニケーション(ctc)が提供する「コミュファ光」がおすすめです。
通信速度に定評があり、初期費用や月額料金が安い
コミュファ光は、独自回線のため、フレッツ光や光コラボに比べて混雑による速度低下が起きにくいことが特長。特にコミュファ光の10ギガメニューは、通信速度測定アプリ「RBB SPEED TEST」の測定データを集計し、実測値の平均が速かったサービスを表彰する「RBB SPEED AWARD 2021」のWi-Fi速度の部(スマートフォンによるWi-Fi接続)「東海」で最優秀を受賞するなど、通信速度に定評があります。
また割引キャンペーンを適用することで、初期費用や月額料金が抑えられることも魅力のひとつ。
新規お申し込みお客さま向けの各種キャンペーンが充実しています。
※本サービスはベストエフォート型サービスです。記載の速度は技術規格上の最大値であり、実際の使用における一定の通信速度を保証するものではありません。また、お客さまのご利用機器、設定状況、LAN環境などにより、通信速度は異なります。
※コミュファ光10ギガホームメニューは、RBB SPEED AWARD2021において、Wi-Fi速度の部(スマートフォンによるWi-Fi接続)回線事業者(契約プラン)部門「東海」で最優秀を受賞しました。
コミュファ光ならWi-Fiルーターの用意が不要
コミュファ光では、Wi-Fiの機能が付いたホームゲートウェイが標準で提供されるため、別途Wi-Fiルーターを用意する必要はありません。
10ギガメニューで提供されるホームゲートウェイは、最新の無線LAN規格である「Wi-Fi 6」に対応。Wi-Fi 6は高速通信が可能なだけでなく、障害物に強い2.4GHz帯と電波干渉に強い5GHz帯の両方が使えるので、端末を使う場所の電波状況に合わせて使い分けるとよいでしょう。
また複数の端末でも安定した同時通信を可能にする技術が採用されているので、ご家族みんながそれぞれの端末を快適に使用することができます。
※10ギガメニュー提供エリアについては、コミュファホームページをご確認ください。
Wi-Fiが届きにくかった場所でも快適にインターネットが使えるようになるコミュファ光の「メッシュWi-Fi」
Wi-Fiルーターは設置する場所によって電波の届き方が変わるので、戸建住宅の2階や、寝室・書斎・お風呂・トイレなど、Wi-Fiがつながりにくい場所があるというお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
コミュファ光の「メッシュWi-Fi」は、2台のメッシュWi-Fi機器を設置することで、これまでWi-Fiが届きにくかった場所に、網目(メッシュ)のように電波を張り巡らせるサービス。こちらも最新の通信規格Wi-Fi 6に対応しているため、複数の端末を同時に利用していても、快適な通信が可能です。
従来の中継機は、手動でWi-Fiを切り替える手間がかかりますが、メッシュWi-Fiなら自動で一番よい電波に切り替わるので、常に快適にインターネットを利用することができます。
月額料金はメッシュWi-Fi機器2台セットで880円。お試し特典として、最大2カ月無料・セットアップ無料のキャンペーンを実施中ですので、ぜひお試しください。
※メッシュWi-Fi機器の電波が届く範囲および実効速度は、周囲の電波状況や住宅の構造など利用環境により大きく異なります。
※月額料金は、機器2台セットでの金額となります。1台あたり+440円/月で追加いただけます。
※追加契約可能なメッシュWi-Fi機器台数は、3台までとなります。
※課金開始月を含む6カ月の最低利用期間があります。途中解約される場合においても、契約解除料として月額料金1カ月分(880円)をお支払いいただきます。ただし、別途追加契約いただいたメッシュWi-Fi機器のみを解約の場合、契約解除料は発生しません。
※「Wi-Fi」はWi-Fi Allianceの登録商標です。
※Wi-Fi通信を行うには、Wi-Fi対応の機器が必要です。
※Wi-Fi 6標準提供(10ギガメニューのみ)による。ご利用にはWi-Fi 6対応の機器が必要です。
まとめ
Wi-Fiを利用する方法は、光回線のWi-Fiとモバイル回線のモバイルWi-Fiがあります。それぞれ特徴がありますが、自宅で快適にワイファイを使いたいのであれば、光回線の利用がおすすめです。
なかでも、独自回線である「コミュファ光」なら、おトクな料金で高速通信をご利用いただけます。最新の「Wi-Fi 6」を標準でご利用いただけるうえ、オプションでコミュファ光の「メッシュWi-Fi」も簡単に導入可能。安心で快適なWi-Fi環境を整えたいとお考えなら、コミュファ光へぜひ一度お問い合わせください。
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光回線のWi-Fi(ワイファイ)の利用方法や、モバイルWi-Fi(ワイファイ)との違いを解説!
2023年4月24日