デスクトップパソコンでWi-Fiに接続する方法とは?無線化する手順や機器などを紹介

インターネット環境を整えて、Wi-Fiルーターを準備しても、Wi-Fiに対応したデスクトップパソコンでないと、インターネットに接続できないことをご存知でしょうか。
古いタイプのパソコンには受信機が搭載されていないことが多く、その場合、Wi-Fiルーターの他に受信機の代わりとなるアダプターを購入する必要があるのです。
この記事では、普段パソコンの設定や接続に慣れていない方でも簡単にできる、パソコンを無線化する方法をWi-Fi対応・非対応のケース別に解説していきます。

まずはデスクトップパソコンがWi-Fi対応か確認しよう

ご自身のデスクトップパソコンがWi-Fi対応なのかを確認するにはどんな方法があるのでしょうか。Wi-Fi対応なら、パソコンを立ち上げた際、扇形のWi-Fiのマークが表示されます。このとき、表示される位置はWindowsの場合は画面右下、Macの場合は画面右上です。
また、Windows10なら、次のどちらかの方法でWi-Fi対応かを確認してください。

①「スタートボタン」から「歯車のマーク」をクリックし、「設定画面」の中の「ネットワークとインターネット」を開きます。その時、画面の左側に「Wi-Fi」の文字が表れたら、Wi-Fi対応機種です。

②「コントロールパネル」から「ネットワークの状態とタスクの表示」、「ネットワークと共有センター」の順に開き、その中の「アダプターの設定の変更」をクリックして「ネットワーク接続」の画面を表示。そこに「Wi-Fi」の文字が表れていれば、Wi-Fi対応機種です。

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どちらの方法も、画面に「Wi-Fi」の表示があることでWi-Fi対応のパソコンであることを確認できますが、それでも不安がある場合は、パソコンの取扱説明書など製品情報を参照してください。

Wi-Fi対応のデスクトップパソコンを無線化する手順

ご自身のデスクトップパソコンがWi-Fi対応の機器ということが確認できたら、次は無線化する手順に進んでいきましょう。ここからは、6つのステップに分けて無線化までの段取りを解説していきます。

SSIDと暗号化キーを確認する

Wi-Fiに接続するには、SSID(ネットワーク名)と暗号化キー(パスワード)が必要です。なお、暗号化キーは「セキュリティキー」や「ネットワークキー」などとも呼ばれています。

一般に、SSIDと暗号化キーはともに、Wi-Fiルーター本体に貼られたシールに記載されていますので、確認してみてください。なお、Wi-Fiルーターを設置している位置によっては、確認しづらいことも出てきますので、他の端末でもつなぎたいときにすぐに確認ができるように、メモに控えておくことをおすすめします。

回線終端装置やモデムをWi-Fiルーターと接続する

Wi-Fiルーター本体でSSIDと暗号化キーを確認したら、次はWi-Fiルーターの設定を行いましょう。まず、回線終端装置(ONU)とモデム、Wi-FiルーターをLANケーブルで接続。
Wi-Fiルーターは「WANポート」の差し込み口にLANケーブルを差し込んでください。
WANとは「Wide Area Network」の略で、Wi-Fiを使用するためにインターネット回線とつなぐためのもの。WANポートは、他の差し込み口とは少し違う位置にあることが一般的で、WANと表示されているか、インターネットのマークが付いていることが多いようです。ちなみに、WANポート以外の差し込み口は「LANポート」として他のパソコンなどをLANケーブルで繋ぐために使われています。

Wi-Fiルーターの電源を入れる

接続ができたら、Wi-Fiルーターをコンセントに差して電源スイッチをオンにしましょう。Wi-Fiルーターの種類によっては電源がなく、コンセントを差し込むだけで電源がONになる仕様もあります。

電源を入れたら、設定モードボタンを長押しすることで、設定モードに。簡単に接続設定が行えるWPS(Wi-Fi Protected Setup™)対応機種の場合は、WPSボタンを押すことで自動的に設定が完了。なお、設定モードにする方法は機種によって異なる場合があるので、取扱説明書で確認しましょう。

また、最近はパソコンにLANケーブルの差し込み口がない機種も多く、パソコンとWi-Fiルーターを繋がず、無線で設定を行うことが一般的です。

デスクトップパソコンのWi-Fi機能をONにする

Wi-Fiルーターに電源を入れたら、次に設定モードにしてデスクトップパソコンのWi-Fi機能をONにします。こちらもWindowsとMacで、ステップが異なるので、それぞれの方法を参考にしてください。

【Windowsの場合】
デスクトップ画面左下の「スタートボタン」から「歯車のマーク」をクリックし、Windowsの設定画面を表示。「ネットワークとインターネット」をクリックし、画面左側に表示されたメニューから「Wi-Fi」を選択。Wi-Fi設定の画面が開いたらWi-Fiの項目を「ON」にします。

【Macの場合】
デスクトップ画面右上の「Wi-Fiマーク」をクリックして、「Wi-Fi」の項目を「ON」に。

手動や自動でWi-Fiルーターに接続する

Wi-Fiルーターに電源を入れ、デスクトップパソコンのWi-Fi機能をONにできたら、次はいよいよパソコンとWi-Fiルーターを接続。それには手動または自動で行う方法があるので、Windowsの操作例をもとに、それぞれ紹介します。

【手動で接続する場合】
操作の前に、先のステップで確認した、SSIDと暗号化キーが必要になりますので、準備しましょう。

Windowsの場合、まず、「ネットワーク」の一覧を開き「利用できるネットワークの表示」を選択。さらにWi-FiルーターのSSIDを選択したら「接続」をクリックして「ネットワークセキュリティの入力」の画面となったら、暗号化キーを入力してください。これでWi-Fiルーターとの接続が完了です。

【自動で接続する場合】

「Wi-Fiルーターの電源を入れる」の項目でも紹介した通り、「WPSボタン」を押すだけで接続される機種もあります。このときは、暗号化キーの入力も不要です。至って簡単なステップですが、ここでも順を追って解説してみましょう。

「スタートボタン」から「設定」を選び、「ネットワークとインターネット」を選択し、「利用できるネットワークの表示」をクリック。次に、該当するSSIDを選択し「接続」します。「ルーターのボタンを押して接続することもできます」という表示が出てきますので、それに従ってWi-FiルーターのWPSボタンを長押しすれば、接続完了です。

デスクトップパソコンがWi-Fiに接続されたか確認する

接続が完了した時点で、インターネットにつなぐことができるはずですが、念のためパソコン上の表示でもWi-Fiに接続できているかを確認しておきましょう。

前述と同じように「利用できるネットワークの表示」からSSID一覧画面を確認し、該当するSSIDの下部に「接続済み」と表示されていたら、Wi-Fiの接続は完了しています。

また、接続状態が正常であれば、Windowsの場合は画面右下、Macの場合には画面右上のWi-Fiマークからも接続状態を確認することが可能です。

Wi-Fi非対応のデスクトップパソコンを無線化する方法

これまで説明してきた手順は、Wi-Fiの受信機が内蔵されているタイプのデスクトップパソコンを対象にしてきました。では、Wi-Fi非対応のデスクトップパソコンはWi-Fiにつなぐことができないのかというと、そうではありません。手間をかけずにすぐできるのは「子機」を取り付けることで無線化する方法です。

子機とは、親機であるWi-Fiルーターと通信できる外付け対応の機器のこと。Wi-Fi対応のパソコンでも、子機を使うことで通信の安定化や高速化につながるというメリットもありますので、その方法を詳しく見ていきましょう。

USB子機

USBポートに差し込むだけで使える「USB子機」は非常に扱いやすいことから、多くの人が利用しています。デスクトップパソコンのUSBポートに差し込むことで、設定画面に「Wi-Fi」の項目が表示され、無線接続が可能に。

このUSBポートに接続するUSB子機タイプは、小指の先ほどの小さなものから、電波を送受信する方向を調整可能なアンテナが一体化したものまでバリエーションが豊富です。デスクトップパソコンのUSBポートに空きがあれば簡単に取り付けることが可能で、導入しやすいのも特長。それぞれの機能を比較しながら選んでみてください。

無線LANカード

扱いの便利なUSB子機ですが、USBポートが空いていない場合には使うことができません。そうした際には、「無線LANカード」を使うという選択肢もあります。

無線LANカードを使うには、まずデスクトップパソコン本体に取り付ける「拡張ボード」を用意してください。拡張ボードはデスクトップパソコンに機能を追加するための基板で、「拡張カード」とも呼ばれているもの。この部品と無線LANカードを取り付けることで、USBポートを使わずにデスクトップパソコンを無線化して、Wi-Fiにつなぐことができるのです。

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ただし、Wi-Fi非対応のデスクトップパソコンに無線LANカードを取り付けるには、パソコンを分解し改造する必要があります。パソコンを組む知識・技術、自信がない人には向かない方法ですので、ご注意ください。

デスクトップパソコンでインターネットを楽しむなら、コミュファ光のメッシュWi-Fi!

ここまで、デスクトップパソコンとWi-Fiルーターとの接続について紹介してきましたが、よりサクサク快適にインターネット環境を楽しむなら、コミュファ光の「メッシュWi-Fi」がおすすめです。

メッシュWi-Fiはこのような方におすすめ

デスクトップパソコンとWi-Fiルーターをつないでみたものの、特定の部屋や場所などではWi-Fiがつながりにくい、そんなことはありませんか。
家族でさまざまな通信機器を使用していると通信速度が遅くなったり、ほかの電子機器との電波干渉が起こってしまい通信が安定しなかったり……。ご家族でひとつのWi-Fiを使用している方や、Wi-Fi対応の家電製品をたくさんお持ちの方など、接続が不安定で困っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
コミュファ光 メッシュWi-Fi」は、そんなお悩みをお持ちの方におすすめのサービスです。メッシュWi-Fiを使えば、安定したWi-Fi環境が実現できます。

メッシュWi-Fiの特長

コミュファ光の「メッシュWi-Fi」は、メイン機器(親機)であるWi-Fiルーターに対して、サテライトルーター(子機)であるメッシュWi-Fi機器を2台設置して、Wi-Fiが届く範囲を広げるもの。「メッシュ」という名の通り、網目状のネットワークを構築する仕組みです。Wi-Fi中継機とは違い、メインのWi-Fiルーターの負荷を増大させずに、今までWi-Fiが届きにくかった場所もカバー。ご自宅の「つながりにくい」を解消してくれます。

さらに、コミュファ光の「メッシュWi-Fi」は、最新の通信規格「Wi-Fi 6」にも対応。ご家族それぞれが動画やオンラインゲームを楽しんでも、快適で安定したインターネット環境を維持します。2台のWi-Fi機器ではカバーできないという場合には、台数を追加することも可能。また、パソコンやスマートフォンなどの端末ごとに、その時々で最適なメッシュWi-Fi機器に自動で接続してくれるので、気兼ねなくインターネットを楽しめます。

「コミュファ光 メッシュWi-Fi」の詳細な内容を知りたいときは、こちらから。

※「Wi-Fi」はWi-Fi Allianceの登録商標です。
※ご利用にはWi-Fi 6対応の機器が必要です。
※メッシュWi-Fi機器の電波が届く範囲および実効速度は、周囲の電波状況や住宅の構造など利用環境により大きく異なります。
※追加契約可能なメッシュWi-Fi機器台数は、3台までとなります。

まとめ

いまや多くの人がパソコンとWi-Fiを自由につないで、思い思いにインターネットを楽しんでいますが、Wi-Fiに接続する手順や機器を知る機会は意外と少ないもの。この記事では、デスクトップパソコンをWi-Fiに接続する方法を中心に、Wi-Fiルーターやその周辺機器について紹介してきました。

しかし、せっかくWi-Fiにつないだところで、通信が不安定なインターネット環境では端末を操作するたびにストレスを感じしまうでしょう。無線接続のWi-Fiの真価を発揮させるためにも、快適なインターネット環境を整えることは重要です。より安定してサクサク快適なインターネットを楽しむひとつの手段として、ぜひコミュファ光の「メッシュWi-Fi」をご検討ください。

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デスクトップパソコンでWi-Fiに接続する方法とは?無線化する手順や機器などを紹介

2023年5月11日