インターネット接続のために設置しているWi-Fiルーターにも、寿命があることをご存知でしょうか。寿命が過ぎてしまうと、レスポンスが遅くなったり接続が不安定になったりすることがあります。最悪の場合は、インターネットへの接続ができなくなることも。
常に快適なインターネット環境を整えるためには、Wi-Fiルーターの寿命を知って定期的に買い替えることが大切。この記事では、Wi-Fiルーターの寿命と買い替えの目安、Wi-Fiルーターを選ぶ際のポイントについて解説します。
インターネット接続のために設置しているWi-Fiルーターにも、寿命があることをご存知でしょうか。寿命が過ぎてしまうと、レスポンスが遅くなったり接続が不安定になったりすることがあります。最悪の場合は、インターネットへの接続ができなくなることも。
常に快適なインターネット環境を整えるためには、Wi-Fiルーターの寿命を知って定期的に買い替えることが大切。この記事では、Wi-Fiルーターの寿命と買い替えの目安、Wi-Fiルーターを選ぶ際のポイントについて解説します。
何気なく使っているWi-Fiルーターは、室内のさまざまな場所から無線でインターネットに接続できるようにしてくれる便利な機器です。そのようなWi-Fiルーターの寿命は一体どの程度なのでしょうか。
テレビなどの家電製品やパソコン、スマートフォンなどの電子機器類には一定の寿命があります。それではWi-Fiルーターの場合はどうでしょうか。一般的にWi-Fiルーターの寿命は4~5年程度です。もちろんこれは平均的な期間で、場合によっては3年で不具合が生じることや5年以上問題なく使用できるケースもあります。
長年使っていると、いろいろな面で劣化してくるため、通信が途切れやすくなったり不安定になったりする症状が現れてきます。また、放置するとセキュリティ面での不安が生じることも。Wi-Fiルーターには、機器本体の寿命のほかにもセキュリティ面の寿命や通信規格の寿命(規格寿命)があります。
機器本体の寿命は、長期間使用することによって機器本体や内部の部品が劣化し、通信状態に悪影響を及ぼすことです。機器本体が原因であることが確認できたら早めに買い替えすることをおすすめします。
機器本体のほかに気をつけなければならないのが、セキュリティの寿命です。Wi-Fiルーターが無線LANでパソコンやスマートフォンと通信する際、暗号化することで利用者以外から勝手にアクセスしたり情報を覗き見されたりしないようになっています。しかし、古い暗号化方式を使い続けていると、暗号化の方法が見破られてしまうリスクが増えてしまうのです。暗号化の方法が見破られてしまうと、自分のWi-Fiルーターに勝手にアクセスされたり、クレジットカード番号や口座情報などを含む大事な個人情報を抜き取られて悪用されたりしてしまう危険性があります。
暗号化方式の更新周期は2~5年程度だといわれていますので、それに合わせたWi-Fiルーターの買い替えも考慮しましょう。
Wi-Fiルーターで使用するWi-Fiの規格は、インターネットの普及とともに徐々に新しいものに置き換わってきました。新しいWi-Fi規格を使用することで、通信速度の向上や、複数機器を接続した際の混雑緩和などが可能となり、快適なインターネット接続が実現できます。
また、Wi-Fi規格によって通信速度や周波数が異なることも注意しておきましょう。2022年現在の最新規格は2019年に登場した「Wi-Fi 6」(正式規格名はIEEE 802.11ax)。最大通信速度は9.6Gbpsで周波数は2.4GHz帯/5GHz帯です。
そのほか、Wi-Fi 6以前の規格には以下のようなものがあります。
名称 |
規格名 |
最大通信速度 |
周波数 |
Wi-Fi5 |
IEEE 802.11ac |
6.9Gbps |
5GHz |
Wi-Fi4 |
IEEE 802.11n |
600Mbps |
2.4GHz/5GHz |
ー |
IEEE802.11g |
54Mbps |
2.4GHz |
ー |
IEEE 802.11a |
54Mbps |
5GHz |
ー |
IEEE 802.11b |
11Mbps |
2.4GHz |
Wi-Fiルーターは、製造または販売時点でのWi-Fi規格には対応していますが、その後新しい規格が登場しても新規格で通信することができません。Wi-Fi規格はおおよそ2~6年ごとに更新されているので、最新の規格で常に快適に接続したい場合は、規格の動向を見ながら新しい規格に対応しているWi-Fiルーターに買い替える必要があります。
Wi-Fiルーターの寿命を疑うのは、通信速度の低下や通信が不安定になったときでしょう。ただし、気をつけたいのはこれらの不具合は必ずしもWi-Fiルーターの寿命だけが原因ではないということです。買い替えを検討する前に、一度以下のようなことを試してみてください。
【Wi-Fiルーターを再起動する】
Wi-Fiルーターは電源を入れたままの状態で使うのが一般的です。これを再起動することで本体の設定などが初期化され、一時的に発生していた不具合が解消することがあります。
【接続する機器を変えて試す】
パソコンでの通信がうまくいかない場合は、スマートフォンやタブレットなどほかの端末で接続した場合にどのような状態になるか試してみましょう。ほかの端末で問題がなければ、Wi-Fiルーターではなくそれに接続している端末に問題がある可能性があります。
【接続している端末を減らす】
複数の端末を接続している場合は、一度接続している端末数を減らして通信状況を確かめてみましょう。それで不具合が改善するのであれば、接続している端末数がWi-Fiルーターの許容量を超えている可能性があります。取扱説明書などで仕様を確認してみてください。
【Wi-Fiルーターで動作しているソフトウエアを更新する】
Wi-Fiルーターには、それを動作させるためのソフトウエア(ファームウエアと呼ばれることもあります)が搭載されており、メーカーは性能向上や不具合解消のためにそのソフトウエアを更新する場合があります。メーカーの製品ページなどで更新版がないか確認し、あれば最新版に更新してみることで、不具合などが解消されるケースもあるので、チェックしてみましょう。
そのほかにも、光回線などに問題が発生しているときや、Wi-Fiルーターの設置場所や利用時間帯などによって接続状況が悪くなっているときがあります。それらに問題がないかどうかも確認するとよいでしょう。
Wi-Fiルーターは、機能や性能の異なるさまざまな製品が販売されています。できるだけ自分が実際にWi-Fiを使用する環境や条件にマッチした製品を選ぶようにしましょう。具体的な検討基準を紹介します。
Wi-Fiルーターを選ぶ際の最初のポイントは、通信速度です。
Wi-Fiルーターの通信速度は、対応している通信規格によって決まります。また通信速度は新しい規格ほど高速なので、できるだけ最新の通信規格に対応しているWi-Fiルーターを選びましょう。
先ほどご説明したとおり、2022年現在の最新の通信規格はWi-Fi 6(11ax)で、最大通信速度が9.6Gbps。1つ前のWi-Fi 5(11ac)の最大通信速度6.9Gbpsと比較して理論値で約1.5倍、実効速度(体感速度)では4倍以上になるといわれています。さらにその前の規格Wi-Fi 4(11n)は最大通信速度が600Mbps(理論値でWi-Fi 6の16分の1)しかありませんのでその差は歴然です。
また、より新しい規格では、接続する端末台数が増えても実効速度が遅くなりにくいという傾向があるので体感的にも快適に使うことができます。
次に考慮したいのが、最大で何台まで端末を接続できるのかという点。この最大接続端末台数は各Wi-Fiルーター製品によって異なり、2~3台程度のものから10台以上に対応するものまでさまざまです。
接続する端末数は、自分が持っているパソコンやスマートフォンなどのほかにも、ご家族が使用している端末も考慮する必要があります。また、近年はIoT家電などの普及によって、Wi-Fiを使用する機器の種類が増える傾向にあるため、今後さらに増えてくることも考慮して、できる限り対応端末台数が多いものを選択するほうがよいでしょう。
通信速度や接続端末台数の次に考えたいのが、Wi-Fiを使用する居住環境や設置環境です。
1LDK程度までならそれほど置き場所を考える必要性はありませんが、2LDK以上や2階建て以上になるとWi-Fiルーターとの距離や障害物の影響によってつながりにくくなることがあります。
そうした場合にWi-Fiを通じやすくするのが、専用中継機を使う方法です。中継機を増やすことで接続可能エリアを広げることはできますが、この方法では移動のたびにWi-Fiを接続し直さなければならないというデメリットがあります。
そこで検討したいのが「メッシュWi-Fi」に対応したWi-Fiルーターです。メッシュWi-Fiとは、複数のWi-Fi機器を1つのWi-Fiシステムとして働かせるための新しいWi-Fiシステム。電波状況や接続場所によって自動的に接続先を選択するため、再接続しなくても常に最適な通信環境を得ることができます。2LDK以上や2階建て以上の居住・接続環境では、特にこのメッシュWi-Fi対応のWi-Fiルーターがおすすめです。
また、特に障害物が多い環境やWi-Fiルーターから離れた場所で接続するケースが多いときには、電波を特定の端末の方向に向けて飛ばすことができる「ビームフォーミング機能」も取り入れてみましょう。
※ビームフォーミングは子機側も対応している必要があります。
住居環境が2階建て以上のときや、鉄筋コンクリート造の集合住宅のためにWi-Fiの電波が届きにくい場所があるとき、特におすすめしたいのがコミュファのオプション「メッシュWi-Fi」です。
「メッシュWi-Fi」は、2台のメッシュWi-Fi機器を住居内に設置。寝室や書斎、お風呂などこれまでWi-Fiの電波が届きにくかった場所でも、快適に接続できるようになります。
中継機を使うときと異なり、自動的に最適な電波に接続するので、家中を移動しても面倒な接続切り替えをする必要ありません。端末や場所によって最適なWi-Fiに自動的に接続します。
2台のメッシュWi-Fi機器で必要な場所をすべてカバーできない場合は、追加することも可能です。
しかも最新の通信規格Wi-Fi 6に対応しているので、動画視聴やオンラインゲームなど、通信量の多いコンテンツでも、途切れたりすることが少なくなります。
「メッシュWi-Fi」のオプション料金は月額880円。今ならお試し特典として最大2カ月無料になる上、セットアップ費用もかかりません。
最近引越ししてからWi-Fiのつながりが悪くなった、マンションから戸建住宅に引越して2階建てになった、特定の部屋だけWi-Fiのつながりが悪いなどと感じる方は、ぜひ「メッシュWi-Fi」をご検討ください。
※メッシュWi-Fi機器の電波が届く範囲および実効速度は、周囲の電波状況や住宅の構造など利用環境により大きく異なります。
※メッシュWi-Fiの月額料金は、機器2台セットでの金額となります。1台あたり+440円/月で追加いただけます。
※追加契約可能なメッシュWi-Fi機器台数は、3台までとなります。
※「メッシュWi-Fi」オプションには、課金開始月を含む6カ月の最低利用期間があります。途中解約される場合においても、契約解除料として月額料金1カ月分(880円)をお支払いいただきます。ただし、別途追加契約いただいたメッシュWi-Fi機器のみを解約の場合、契約解除料は発生しません。
※Wi-Fi 6のご利用にはWi-Fi 6対応の機器が必要です。
Wi-Fiルーターの寿命は平均4~5年程度で、寿命が訪れると接続が不安定になったりスピードが遅くなったりします。また、暗号化方式が古くなるのでセキュリティ面での不安も増すことに。
買い替えるタイミングは、Wi-Fiの規格が更新したときや、引越し、模様替えなどでWi-Fiの利用環境が変化したときが最適です。購入時にはできるだけ最新規格に対応したものを選ぶとともに、設置環境に適した機種を選択しましょう。
家内にWi-Fiが届かない場所があるときは、電波の届く範囲を手軽に拡張できる「メッシュWi-Fi」などのサービスを利用することで改善されます。
※「Wi-Fi」はWi-Fi Allianceの登録商標です。
※Wi-Fi通信を行うには、Wi-Fi対応の機器が必要です。
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Wi-Fiルーターには寿命がある!買い替えの目安を知ってインターネット環境を快適にしよう
2022年7月13日