光回線の速度に関する重要な基礎知識-平均速度、遅い場合の原因とは?

高速インターネット接続が特徴の光回線ですが、「速度が遅い」と感じたことがある人も多いのではないでしょうか。光回線の速度を十分に活かすためには、光回線の基礎知識を身につけておくことが重要です。

そこでこの記事では、光回線の速度に関する基礎知識と遅い場合の原因、対処方法を紹介します。

そもそも、「光回線とは何?」という方は「光回線とは?高速接続で快適なインターネット生活を送るために重要な基礎知識と選び方」にて、わかりやすく解説しているのでこちらもぜひご覧ください。

光回線の速度に関する基礎知識

初めに、光回線を利用するうえで覚えておきたい、速度に関する基礎知識を見ていきましょう。

最大通信速度はベストエフォート(理論値)

100Mbps・1Gbpsなどと表されるインターネット回線の最大通信速度は、“ベストエフォート(理論値)”と呼ばれるものです。

ベストエフォートとは、最良の条件が整った際に発揮できる理論上の最大値のことです。つまり、記載の最大通信速度が保証されているわけではありません。

例えば、最大1Gbpsの光回線を利用していても、実測値は500Mbpsも出れば十分という場合も少なくありません。

最大通信速度よりも実測値が重要

インターネット回線は、ベストエフォート型のサービスであることから、重視すべきことはカタログ上の最大通信速度よりも実測値です。

原則として、カタログ上の最大通信速度が速いほど、実測値も速くなりやすい傾向にあります。しかし、環境によっては最大通信速度で劣る回線のほうが、実測値が良い結果となることもあります。

実測値は、回線利用中の実際の速度を調査した結果です。回線速度を計測するWebサイトなどで実測値が確認できるので、光回線を選ぶ際には、最大通信速度だけでなく実測値まで含めて確認するようにしましょう。

下りの平均速度をチェックする

インターネット回線の速度は、上り(アップロード)と下り(ダウンロード)に分けられます。ほとんどの場合、通信速度として表記されているものは下り速度です。

通信速度は環境や時間帯、回線の状態によって変化します。例えば、マンションタイプのインターネット回線の場合、夜間は多くの人が利用することで回線が混雑し、通信速度が遅くなりがちです。

そのため、実測値を確認する際には、複数回計測した下りの平均速度をチェックすることをおすすめします。

光回線の速度が遅い場合の原因と対処方法

「光回線なのに通信速度が遅い」と感じている場合には、いくつか原因が考えられます。よくある原因と対処方法を解説するので一つずつ見ていきましょう。

回線の混雑

回線が混雑していると、速度は低下する傾向にあります。例えるなら、光回線は高速道路のようなものであり、空いている場合と渋滞している場合とでは、出せるスピードに差があるのと同じです。

マンションタイプの光回線や、人口密度が高い地域に住んでいるお客さまは、夜間では回線が混雑して通信速度が遅くなりやすいでしょう。

近年ではパソコンやスマートフォンだけでなく、ゲーム機やスマート家電など多くの“モノ”がインターネットに接続できるようになりました。そのため、自宅内でも混雑が発生する可能性があります。

回線の混雑を避けるためには、他社の影響を受けづらい独自の回線を利用しているサービス(回線事業者)を利用したり、自宅の接続機器台数を減らしたりすることで対応しましょう。

加えて、プロバイダ(ISP)がIPv6接続サービスを提供している場合には、IPv6で接続すると混雑の影響を受けづらくなります。ただし、IPv6対応ブロードバンドルーターが必要となるため、対応有無とあわせて確認しましょう。

ブロードバンドルーターの性能が低い

回線速度が速くても、インターネットと自宅の出入り口となるブロードバンドルーターの性能が低いと、通信速度は遅くなります。回線契約時に、プロバイダ(ISP)などからブロードバンドルーターをレンタルしている場合はあまり問題になりませんが、古いブロードバンドルーターを独自に利用している場合には注意が必要です。

インターネットの速度に関する技術も日々進歩しているため、古いブロードバンドルーターの場合は処理性能だけでなく、最新規格に対応していないことも考えられます。

また、ブロードバンドルーターが、有線接続の場合はLANポートの規格、無線接続の場合はWi-Fiの規格が対応しているかも確認しましょう。

有線の場合:LANケーブルの規格

有線接続の場合は、LANケーブルの性能によって通信速度が左右される可能性があります。LANケーブルには規格があり、ケーブル側面に「CAT」と記載されているため、以下のような記号と数字を確認しましょう。

ケーブル表記

対応規格

転送レート

CAT.5

100BASE-TX

100Mbps

CAT.5

1000BASE-T

1Gbps

CAT.5e

1000BASE-T
2.5GBASE-T
5GBASE-T

1Gbps
2.5Gbps
5Gbps

CAT.6

CAT.6A/CAT.7

10GBASE-T

10Gbps

CAT.5のなかでも1Gbpsに対応していない場合があるため、迷ったらCAT.6(5Gbps)以上のLANケーブルの利用をおすすめします。

無線の場合:Wi-Fiの規格

無線接続の場合は、Wi-Fiの規格を確認します。規格名は「IEEE802.11○○」の形で表されます。その他にも、Wi-Fi 6などの名称で記載されていることもあるため、次の表を参考に確認してください。

規格名

名称

最大通信速度

周波数

IEEE802.11ax

Wi-Fi 6

9.6Gbps

2.4GHz/5GHz帯

IEEE802.11ac

Wi-Fi 5

6.9Gbps

5GHz

IEEE802.11n

Wi-Fi 4

600Mbps

2.4GHz/5GHz帯

IEEE802.11g

54Mbps

2.4GHz

IEEE802.11a

54Mbps

5GHz

対応している規格によって最大通信速度は大きく異なるため、Wi-Fi 4~6の名称がついているブロードバンドルーターを選択しましょう。

ただし、Wi-Fi 6に対応しているブロードバンドルーターを使っていても、デバイス側が古い規格にしか対応していない場合、通信速度が遅くなるので注意してください。

また、ブロードバンドルーターは360度方向に電波を飛ばして無線接続を実現しています。そのため、なるべく部屋の中央で、周囲に障害物がない場所に設置しましょう。自宅が複数階建てのお客さまには、ブロードバンドルーターの近くのほうがより強く電波を受信できるため、設置場所はよく検討することをおすすめします。

契約内容の確認

通信速度を改善するには、インターネット回線の契約内容をチェックすることも重要です。光回線の多くは最大通信速度1Gbps以上ですが、なかには最大通信速度が100Mbpsの光回線も存在します。

また、昔から利用しているインターネット回線の場合は、光回線ではなくADSL回線である可能性もあり、ADSL回線では最大通信速度は50Mbps程度です。

回線自体の速度が遅い場合には、速い回線に乗りかえましょう。インターネット回線技術は年々進歩しており、現在利用している回線よりも速くて、リーズナブルな回線が見つかることも少なくありません。

現在では、乗りかえキャンペーンを実施するプロバイダ(ISP)もあります。初期コストがかからずに乗りかえられることもあるため、契約内容を確認したうえで回線の乗りかえも検討するとよいでしょう。

光回線でお悩みのお客さまにおすすめなコミュファ光!

コミュファ光は回線とプロバイダ(ISP)を一本化したサービスで、最大10Gbps/1Gbpsなどの高速回線を愛知県・岐阜県・三重県・静岡県・長野県で提供しています。用途に合わせた高速な光回線を選択することが可能です。

口コミ回線速度レポートでも平均速度は約560Mbpsと、実測値でもランキングトップの通信速度を誇ります。また、中部テレコミュニケーションの独自光ファイバーケーブルを利用し帯域確保をすることで一定の通信速度を維持します。そして、ネットワーク速度を能動的に監視することにより、混雑が起こりづらく回線速度も遅くなりづらい点が特徴です。

コンテンツキャッシュにより、コンテンツの接続を最適化し速くダウンロードできるようにもなっています。

Wi-Fiにおいてもホームゲートウェイが標準提供になっており、電波を360度飛ばすのではなく、デバイスに向けてピンポイントで飛ばすビームフォーミングにも対応しているので、宅内の通信速度も速く通信も安定しています。

オプションも豊富で、セキュリティ対策として「ウイルスバスター」の標準提供や、インターネット・パソコン周りの困ったを一括サポートする安心サポートPlusなどの提供を行なっています。

さらに、新規で回線契約のお申し込みいただくお客さま向けたおトクなキャンペーンを実施しています。

現在実施中のキャンペーンはこちらからご確認ください。

※本サービスはベストエフォート型サービスです。記載の速度は技術規格上の最大値であり、実際の使用における一定の通信速度を保証するものではありません。また、お客さまのご利用機器、設定状況、LAN環境などにより、通信速度は異なります。
※ウイルスバスター クラウド 月額版(1台版)を提供します(30メガメニューを除きます)。
※10ギガメニューの提供エリアについては、コミュファホームページのこちらをご確認ください。
※ビームフォーミングは10ギガメニューのみ対応です。
※ビームフォーミングは子機側も対応している必要があります。

まとめ

光回線の通信速度はベストエフォート(理論値)で記載されており、必ずしも記載の通信速度が保証されているわけではありません。光回線を選ぶ際に重視すべきなのは、最大通信速度よりも実測値です。実測値は、口コミサイトなどの情報をもとにするとよいでしょう。

なお、高速な光回線を利用していても、回線の混雑やブロードバンドルーターの性能、LANケーブルの規格、Wi-Fiの規格などによって速度が遅くなる可能性があります。遅いと感じている場合は、いずれかの原因を探ってみてください。

現在ご利用中の回線によっては、別の光回線に乗りかえたほうが良い場合もあるため、この機会に一度契約内容を確認してみましょう。

※「Wi-Fi」はWi-Fi Allianceの登録商標です。
※Wi-Fi通信を行なうには、Wi-Fi対応の機器が必要です。

WEBでの
お申し込みはこちら

※物件が見つからない場合はお電話でお問い合わせください。

お電話でのお申し込み
ご相談はこちら

営業時間 9:00~18:00(年中無休)

※他社契約解除料の金額によって最適なキャンペーンが異なります。他社乗り換えの場合、新規お申し込みいただく前に他社契約解除料の金額をご確認いただくとオペレーターよりお客さまに最適なキャンペーンをご案内することができます。

※新規お申し込み後にキャンペーンを変更することはできません。

チャットでの
お申し込みはこちら

画面右下のチャットサポートからオペレーターを介してコミュファ光新規お申し込みのご案内ができます。「コミュファ光ネットのお申し込みを検討しているお客さま」を押下後、「チャットオペレーターへつなぐ」を選択するとオペレーターへお繋ぎできますのでぜひご利用ください。
※チャットサポートが表示されない方はこちら

チャット新規受付窓口
営業時間 9:00~20:00(年中無休)

※表記の金額は、一部を除きすべて税込価格です。消費税計算の都合上、実際の請求額とは異なる場合があります。

記事の内容は記事公開日時点の情報です。サービスやキャンペーン内容が変更になっている場合がございますので最新の情報をご確認ください。

この記事を友達にシェアする

光回線の速度に関する重要な基礎知識-平均速度、遅い場合の原因とは?

2022年3月4日