マンションで快適にWi-Fiを使いたい!選び方やつながりにくいときの対処方法を紹介

スマートフォンやタブレットの普及によって、自宅でWi-Fiを使うことが一般的になってきました。ただ、マンションではWi-Fiがつながりにくかったり、通信速度が遅かったりすることに悩んでいて、乗り換えを考えているという方も少なくないでしょう。

ここでは、マンションでWi-Fiを使うためにはどのような方法があるか、またマンションにおけるWi-Fiの選び方について紹介していきます。

マンションでWi-Fiを使う方法

マンションでWi-Fiを使う方法は主に5種類。それぞれ通信速度、利用開始までの期間、利用できる場所の違いなどに特徴があります。メリットとデメリットを踏まえて、生活スタイルに合った方法を選びましょう。

光回線

光回線とは、光ファイバーケーブルを利用してデータを送受信する通信回線です。
最も大きなメリットは、なんといっても通信速度が速いこと。光回線の通信速度はもともと1Gbps(ギガビーピーエス:Giga bit per second)と高速でしたが、最近ではさらに速い10Gbpsの回線も標準的になってきています。また、ほかの通信方法と比べて外部からのノイズの影響を受けにくく、安定した通信が可能なことも特長です。

一方で、デメリットといえるのが、自室まで光ファイバーケーブルを引き込む工事が必要なこと。申し込みから開通まで3週間以上かかるのが一般的で、引越しの多い時期などは工事が混み合うため、2〜3カ月かかることも。ただし、マンションの共有設備まで引き込みが終わっているときは、短期間で開通できる可能性があります。

ホームルーター

ホームルーターとは、コンセントに差し込むだけでモバイル回線を利用してインターネット通信ができるようになるサービスです。
メリットは工事の必要がなく、手軽に導入できること。契約すればすぐに使えるので開通まで長期間待つことがなく、工事費用についても気にする必要はありません。引越しのときの手続きも簡単で、利用先の変更申請をするだけで引越し先でもそのまま使うことができます。

デメリットは、多くの場合、光回線と比べて通信速度が遅いこと。有線接続の光回線と違って基地局からホームルーターに電波を受信するため、電波環境によっては通信が不安定になることもあります。また、一般的には契約上、使用する場所が登録した場所に限定されるため、持ち運んで使うことはできません。

モバイルWi-Fi

モバイルWi-Fiはホームルーターと同じくモバイル回線を利用するインターネット通信サービスです。
ポケットに入る程度の大きさのものが一般的で、バッテリーを内蔵しているため自由に持ち運びでき、自宅だけでなく外出先でも使用できるのが大きな強み。またモバイル回線を利用するため、工事の必要はなく手軽に使えることもメリットです。

ただし、デメリットもホームルーターと共通しており、基地局からの電波の受信状況によって通信が不安定になることがあります。また契約によってデータ容量に上限があり、一定以上の通信を行うと極端に通信速度が遅くなる利用制限がかかるので注意が必要です。

テザリング

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テザリングとは、スマートフォンのモバイル回線によるデータ通信を利用して、パソコンやタブレットなどをインターネットに接続する方法のこと。
スマートフォンさえあれば、いつでもどこでもつなげられるのがメリットで、別途用意するものはないので手荷物が増えることもありません。スマートフォンの契約プランにもよりますが、新たな契約は不要で追加料金もかからないことがほとんどです。

一方で、長時間利用するとバッテリーの消耗などスマートフォンに負荷がかかる点がデメリット。またキャリアやプランによってはテザリングでの利用に上限が設けられており、通信制限がかかることもあります。パソコンなどでモバイル回線を利用するとスマートフォンより多くのデータ通信が必要になることがあるので、使い過ぎには注意しましょう。

マンション備え付けの回線

マンション備え付けの回線とは、マンションが一括でインターネット回線を契約している場合に利用できるもの。無線(Wi-Fi)ルーターが設置されていればそのまま利用できますが、光コンセントなど回線が引き込まれているだけなら、自分で無線ルーターを用意する必要があります。

マンション備え付けの回線は入居してすぐに利用することができ、初期費用や退去時の解約金なども不要です。またマンションごとに一括契約しているため、安い料金で利用できるのもメリット。多くの場合、利用料金は管理費や共益費に含まれていますが、大家さんが善意で負担してくれているケースもあります。

デメリットは、入居後に自分で利用したい回線を選べないこと。必ずしも通信速度が速い回線を利用できるとは限りません。またマンションに入居する多くの世帯で回線を共有していると回線が混雑して通信速度が遅くなることもあります。

失敗しないマンションにおけるWi-Fiの選び方

マンションでのWi-Fi選びを失敗しないためには、自分自身のWi-Fiの使用頻度と用途を考え、住んでいるマンションの環境によって選ぶことが大切。ここではマンションのWi-Fiの選び方を2つのポイントに分けて紹介します。

Wi-Fiを使いたい場所によって選ぶ

まずはWi-Fiを自宅だけで使うのか、外出先でも使いたいのか、使いたい場所を考えてみましょう。

自宅だけで使うのであれば、最も通信速度が速い光回線か、通信速度は光回線に比べて劣るものの工事が不要なホームルーター、マンション備え付けの回線が候補に挙がります。いずれも毎月のデータ通信量に上限がないので、速度制限を気にせずに利用可能です。

外出先でも使いたいのであれば、モバイルWi-Fiかテザリング。通信頻度や使用するデータ容量が多いのであれば、自宅では固定回線を契約して、外出先用にモバイルWi-Fiを選ぶと安心です。外出先ではちょっとした利用が多いのであれば、別途用意するものがないテザリングを試してみるのもよいでしょう。

マンションのインターネット環境によって選ぶ

次に、マンションで一括契約している回線があるかどうか確認してください。物件情報に「インターネット完備」と記載されていれば、回線の引き込みと回線事業者との契約が済んでいる状態です。またマンションの共有スペースまで回線が引き込まれており、住戸への配線工事だけすればインターネットが利用できるケースもあります。

ただ、インターネット完備のマンションであっても、回線に不満がある場合は、それ以外の回線が利用できるかどうか確認しなくてはなりません。もし、光回線を希望していて光ファイバーケーブルを引き込む工事をするならば、大家さんや管理会社の許可が必要になります。工事ができないようであれば、光回線は利用できないため、ホームルーターを検討してみましょう。

マンションでWi-Fiが遅い、つながりにくい原因と対処方法

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マンションの環境に合うWi-Fiを用意して設定したのに、通信速度が遅い、つながりにくいと感じることがあるかもしれません。ここからは、Wi-Fiがつながらないときの原因と対処方法について見ていきましょう。

原因1.接続先を間違えている

Wi-Fiはネットワーク名(SSID)を選択して、暗号化キー(パスワード)を入力することで接続が可能になります。準備したWi-Fiに対して、通信速度が遅い、つながらないと感じているときは、自分の契約している回線ではなく、隣や上下の部屋の回線につないでいるかもしれません。Wi-Fiの設定からネットワーク名と暗号化キーが間違っていないか確認しましょう。

また、無線ルーターによっては2.4GHz(ギガヘルツ)と5GHzの両方の周波数帯に対応しているものがあります。2.4GHzは障害物や遮蔽物に強く、5GHzは電波干渉に強いという特性があるので、端末を使用する場所によって使い分けるとよいでしょう。

原因2.無線ルーターの電源が入っていない・故障している

Wi-Fi設定でネットワーク名が見つからないのであれば、無線ルーターの電源が入っていない可能性があります。単純なことですが、掃除のときなどにコンセントを抜いてしまって入れ忘れているというのは意外とよくあるトラブルです。

もし、コンセントが入っているのにランプが点いていない、点滅しているなどの症状があるのなら、無線ルーターが故障している可能性があります。この場合、システム上の不具合であれば、再起動すると復旧できることがあるので試してみましょう。
また、長時間使っていると高温になりすぎて不具合が起こることも。過剰に熱くなっているようであれば、電源を抜いてしばらく冷ましてみてください。

また、無線ルーターの機種によっては、しばらく操作を行わなかったときや利用時間帯に合わせて自動でスイッチが切れる機能が付いている場合があります。勝手に無線ルーターの電源が切れるようであれば、設定を確認してみましょう。

原因3.無線ルーターやLANケーブルの性能が低い

最大通信速度の速い回線契約をしているのに、Wi-Fiでは思うような速度が出ないというのであれば、無線ルーターやLANケーブルの性能が低い可能性が考えられます。

Wi-Fiにはいくつか規格があり、新しい規格ほど最大通信速度が速くなるため、無線ルーターが古い規格にしか対応していないと高速通信の回線でも速度が出ないことがあるのです。同じように、光コンセントから回線終端装置(ONU)や無線ルーターをつなぐLANケーブルにも規格があり、古い規格のものでは十分な通信速度が出ません。
どちらも契約しているメニューの最大通信速度より速い規格に対応したものを使うとよいでしょう。

特にWi-Fiは、規格が新しくなると通信速度が速くなるだけでなく、複数の端末に同時に電波が届きやすくなっているため、なるべく最新の規格に対応した機器を使うのがおすすめです。

原因4.マンション全体の通信量が増えている

マンションで一括契約している回線では、電柱からマンションに引き込まれた光ファイバーケーブルを共有スペースにある分岐装置に接続し、そこから各住戸まで接続する方法が一般的。同じマンションに住む複数の家庭が1本の光ファイバーケーブルを共有するため、夜間など利用者が多い時間帯には回線が混雑して通信速度が遅くなることもあります。

回線の混雑を避けるには利用時間をずらすことが有効ですが、使いたいときに使えなくては意味がありません。その場合、接続方式を「IPv4・PPPoE接続」から「IPv6・IPoE接続」に切り替える方法があります。
IPv6・IPoE接続では回線終端装置を経由せずにインターネットへ接続できるため、回線の混雑の影響を受けません。そのため、ほかの利用者に関係なく快適に接続することができるのです。マンションが契約しているプロバイダの接続方式がIPv4・PPPoE接続であれば、大家さんや管理会社にIPv6・IPoE接続に変更できないか確認してみましょう。

また、独自回線を用いた光回線も、回線の混雑を避けられるため、通信速度が速く安定しています。接続方式が変えられない場合もあるので、あらかじめマンション備え付けの回線がどのようなものか、確認しておくと安心です。

原因5.部屋の構造上、電波が届きにくい

端末を使う部屋によって通信速度やつながりやすさが変わる場合、Wi-Fiの電波の届き方に違いがあるかもしれません。電波は無線ルーターからの距離が遠くなるほど届きにくく、鉄筋コンクリートや金属製の家具、水槽などがある場合も、電波が遮られるため弱くなります。

基本的に無線ルーターは端末の近くに置くのがおすすめですが、電波は球体状に広がっていくため、いろいろな部屋で使いたいのであれば自宅の真ん中に置くのが最適です。それでも部屋の位置や構造によって通信が不安定になる場所ができるようなら、中継機を置くことで改善される可能性があります。
中継機とは、無線ルーターからの電波を受け、端末まで電波を中継するための機器のこと。そのため、中継機は無線ルーターと端末の中間地点に設置するのが基本です。

原因6.パソコンやスマートフォンの不具合

スマートフォンはWi-Fiにつながるけれど、パソコンだけがつながらないなどの場合、端末自体の不具合が考えられます。まずはほかの端末で接続を試してみて、つながらないものを特定しましょう。

端末が特定できたら、Wi-Fi機能がオフになっていないか確かめます。スマートフォンであれば、機内モードでもデータ通信がストップするので、解除を忘れていたり、誤操作で設定されたりしていないか確認してください。

また、端末も無線ルーターも問題がなく、どの端末でもつながらないのであれば、光回線やプロバイダに問題が起きているかもしれません。Wi-Fiの接続を切り、スマートフォンのモバイル回線などを利用して、公式サイトやSNSに情報が出ていないか確認してみましょう。

快適にマンションでWi-Fiを使うなら「メッシュWi-Fi」がおすすめ

マンションで快適にWi-Fiを使いたい方は、独自回線で高速通信が可能なコミュファ光が提供する 「メッシュWi-Fi」を検討してみてください。
メッシュWi-Fiとは、複数の機器を置いて網目(メッシュ)のようにネットワークをつなげるシステムのこと。一般的な中継機とは違い、場所によって最適な機器に自動で接続が切り替わるので、電波が届きにくい構造の建物でも安定した通信環境を構築できます。

「メッシュWi-Fi」は、コミュファ光の「ホームゲートウェイ標準提供の光ネットメニュー」を新規ご契約のお客さま、または現在ご利用中のお客さまがお申し込みいただけるオプションサービスです。最新の無線LAN規格である「Wi-Fi 6」に対応しており、今までWi-Fiが届きにくかった場所も、端末を持って部屋を移動したときも、いつでもどこでも快適にインターネットを楽しむことができます。

月額880円で2台のメッシュWi-Fi機器をご利用いただけるほか、2台でカバーできない場合は1台440円で機器を追加することも可能です。

  1. 「Wi-Fi」はWi-Fi Allianceの登録商標です。
  2. Wi-Fi通信を行うには、Wi-Fi対応の機器が必要です。
  3. Wi-Fi 6標準提供(10ギガメニューのみ)による。ご利用にはWi-Fi 6対応の機器が必要です。
  4. メッシュWi-Fiオプションでの月額料金は、機器2台セットでの金額となります。2023年8月以降、一部ホームゲートウェイにメッシュWi-Fi機能を追加いたします。該当のホームゲートウェイをご利用のお客さまはメッシュWi-Fi機器1台でのご提供となります。提供形態はお客さまにて選択いただけません。機器は1台あたり+440円/月で追加いただけます。
  5. メッシュWi-Fiオプションでのホームゲートウェイ標準提供の光ネットメニューのお客さまのみお申し込み可能です。
  6. メッシュWi-Fiオプションでの追加契約可能なメッシュWi-Fi機器台数は、3台までとなります。
  7. メッシュWi-Fiオプションでの課金開始月を含む6カ月の最低利用期間があります。途中解約される場合においても、契約解除料として月額料金1カ月分(880円)をお支払いいただきます。ただし、別途追加契約いただいたメッシュWi-Fi機器のみを解約の場合、契約解除料は発生しません。

まとめ

近年、仕事でもプライベートでもインターネットを利用する機会が増えましたが、マンションで使うWi-Fiに不満を抱える方も少なくないのではないでしょうか。
生活スタイルに合わせてWi-Fiを使う方法を選び、つながりが悪いときにはここで紹介した対処方法を試してみてください。

根本的に速く安定した通信環境に改善したいのであれば、「メッシュWi-Fi」がおすすめです。おトクなキャンペーンも実施しているので、コミュファ光の対象メニューと一緒にぜひお試しください。

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マンションで快適にWi-Fiを使いたい!選び方やつながりにくいときの対処方法を紹介

2023年4月14日