ここでは、これらの速度テストで具体的に何が分かるのかを紹介します。Googleのインターネット速度テストで分かるのは、「ダウンロード速度」「アップロード速度」の2種類。また、Google以外ではより詳しい速度の値などが表示されるケースもあるので、あわせて覚えておきましょう。
【ダウンロード速度】
「ダウンロード速度」とは、使用するネットワークが一定時間内にインターネットサーバからデータを受信する速度のこと。つまり、「インターネットの速度」とは、一般的にこのダウンロード速度のことなのです。ダウンロード速度が速い(=数値が大きい)と、容量の大きなデータをより短時間で受信することが可能となります。特に動画視聴やオンラインゲームなどを楽しむ際に、途中で動きが遅くなるといったトラブルが発生しにくくなるでしょう。
【アップロード速度】
反対に「アップロード速度」は、使用しているネットワークからサーバへデータを送信する際の速度のこと。アップロード速度はオンラインゲームの動作や動画の投稿、オンライン会議などこちら側から容量の大きなデータを送信する際に重要となる指標です。
なお、ダウンロード速度とアップロード速度の単位は、いずれもMbps(メガビーピーエス:Mega bit per second)で表示されます。
【それ以外の速度や数値】
Googleの速度テスト以外では、「Ping値」や「Jitter値」が表示されることも。Ping値はサーバにコンタクトしてから何らかの応答がされるまでの速さ(応答速度)のこと。一方のJitter値は通信品質を表します。いずれも数値が低いほうが優秀で、オンラインゲームやライブ配信を頻繁に利用する方にとっては、特にPing値が重要です。
Wi-Fiの通信速度は、速度測定するサイトや時間帯などによってばらつきが生じます。また、同じ家の中でも場所によって差が出ることも。速度測定結果には、その時々の回線の混雑具合や計測するサーバ側の状況など、多くの要素や条件が影響しますので、あくまでひとつの目安として捉えてみてください。