続いて、通信速度における「10ギガ」(10Gbps)は、どのような意味を持ち、どれくらいの速度なのか詳しく見ていきましょう。
一般的な光回線の場合、1~10ギガの通信速度がうたわれていることが多く、1ギガの速度に対し、10ギガの通信はその10倍の速度であることを指しています。10倍の速度で通信ができると、1ギガの通信に比べて、待機時間が約1/10になるので、今まで時間を要していたダウンロードなどの速度も圧倒的に速くなるといえるでしょう。
例えば、動画(120分)をダウンロードする場合、フルHDだと約12MB/分の容量がありますが、10ギガだと1秒以内でダウンロードが完了できるということになります。また、1記事約150KBのニュースサイトの場合、1秒で60,000ページ以上を読み込めるというと、その速さを分かっていただけるのではないでしょうか。ただし、このような数値は端末やルーターのスペックによっても左右されてしまうので、「実測値」を調べてみることが重要です。実測値とは、実際に光回線を利用した際の数値を計測したもので、利用者が実際に体感する速度に近い数値になります。
インターネットの利用において、快適に使える速度はおおよそ「100Mbps」といわれており、実測値がこれに近ければ、基本的には十分快適に利用可能です。そのため、10ギガ(10Gbps)や1ギガの回線で不便を感じるような方、特にシビアな入力操作が求められるようなオンラインゲームを心ゆくまま楽しみたい方に向いている回線だといえます。