4K・8Kは超高画質の次世代映像規格です。4K・8Kの映像や音楽は、従来の2K(フルHD)の技術を大きく上回っており、4K・8K専用のサービスも増えてきています。
この記事では、4K・8Kの概要をはじめ、4Kと8Kの違いやそれぞれの魅力、専用サービス、新4K8K衛星放送の視聴方法などを詳しく解説。4K・8K対応テレビや専用サービスについて気になっている方は、ぜひお役立てください。
4Kと8Kはどう違う?魅力と対象サービス、新4K8K衛星放送の視聴方法をご紹介!
コミュファ光が2023年10月10日に更新
4K・8Kの特長と魅力
4Kは2Kの4倍、8Kは2Kの16倍と、現行ハイビジョンをはるかに超える画素数が生み出す、超高画質で臨場感のある映像を実現しています。その映像美の秘密について、詳しく説明していきましょう。
色鮮やかでよりリアルな映像
4K・8Kは現在の2Kと比べ、表現できる色の範囲が大幅に拡大しています。そのため、実際に目で見る色に近い色を、より自然に表現することが可能。このような広色域化によって、4K・8Kは色鮮やかでリアルな映像を映し出します。
動きの速い映像でもぼやけない
現在の2Kでは、1秒間に30コマしか表示されないのに対し、4K・8Kは1秒間に最大120コマの表示が可能です。そのため、スポーツなどの動きの速い映像でもぼやけることなく、なめらかに表現することができます。画像の高速表示によるスムーズな映像表現は、4K・8Kの大きな魅力のひとつでしょう。
色のグラデーションがなめらか
色の濃さや明るさの表現力の単位である階調。階調が多いほどなめらかなグラデーションとなり、より自然に近い映像を映し出せるとされています。現在の2Kの階調が1,600万階調であるのに対し、4K・8Kはおよそ10億階調。この多階調表現により、自然な色の表現や、なめらかな明るさの変化を実現しています。
映像の明るさをしっかりと表現できる
映像が本来持っている明るさや色、コントラストなどを表現できるHDR技術。4K・8KはそのHDR技術によって、表現できる映像の明るさが大幅に拡大しています。白飛びなどが改善され、より現実に近い明るさを映し出すことが可能。色彩にメリハリが生まれ、2Kでは表現できなかった映像を映し出せるのは、4K・8Kの特長です。
4Kと8Kの違い
超高画質かつ臨場感あふれる映像表現が魅力の4K・8K。では、この2つはどのような点が違うのでしょうか。4K・8Kの概要とそれぞれの特長を詳しく解説していきます。
4Kとは
4Kの「K」は「1,000」を意味しています。つまり、4Kは「4,000」という意味です。4Kは、横×縦の画素数が4,000×2,000前後の規格のことで、従来の2Kが約200万画素であるのに対し、4Kは約800万画素。テレビ画面のサイズが同じ場合、4Kは2Kと比べ4倍もの画素密度があり、それほど映像が緻密になるということです。4Kの持つ高い解像度が、大きな画面でも美しくくっきりとした映像表現を実現しています。
8Kとは
8Kは横×縦の画素数が8,000×4,000前後の規格のこと。つまり、8Kは4Kのさらに4倍、2Kの16倍である、約3,200万もの画素を持っています。この8Kはスーパーハイビジョン(SHV)とも呼ばれており、超高繊細な映像を楽しめるのが大きな魅力です。4Kで表現された臨場感に加え、8Kは立体感や奥行きも感じられるのが特長。よりリアルな映像表現を可能にした8Kは、高画質テレビシステムの最終形と考えられています。
4K・8Kの魅力を存分に楽しめる専用サービス
現行ハイビジョンを超える魅力的な4K・8Kには、124/128度CS放送や、BS4K、BS8Kなど、超高画質映像を楽しめる専用サービスがあります。ここからは、それらの専用サービスについて詳しく紹介。気になるサービスがないかチェックしてみましょう。
124/128度CS放送
「CS」とは、「Communication Satellites」のことで、通信衛星を利用した放送のことを一般的にCS放送と呼んでいます。124度、128度とは放送に使用される衛星の位置を表しており、124/128度CS放送は、124度と128度の位置にある通信衛星から受信可能なCS放送、ということです。通信衛星は、もともと通信事業者を対象としていたため、BS放送で利用されている放送衛星と比べ電波の出力が小さく、大きなアンテナを必要としていました。しかし現在では、小型のアンテナの開発もされています。
124/128度CS放送では4K放送を視聴可能。「スカパー!プレミアムサービス」が提供しています。
ケーブルテレビ放送・配信
ケーブルテレビでの高画質映像の放送・配信サービスを提供しているのは、「ケーブル4K」です。ケーブル4Kは、ケーブルテレビ業界初の4K放送コミュニティチャンネルで、日本各地の魅力が詰まった4K番組を、24時間毎日放送しています。地域密着型であるケーブルテレビならではの制作番組の特長を活かし、全国の文化や伝統、グルメ、お祭り、美しい景色など、さまざまな魅力を発信。また、JCTAと地域のケーブルテレビ業者が共同制作している「けーぶるにっぽん」シリーズの配信や、番組供給事業者が制作する、趣味やスポーツなどのエンターテインメント性の高い番組も配信しています。ケーブルテレビ放送・配信は4K放送が視聴可能です。
IPTV
IP網を使用したビデオコンテンツ配信サービスである「IPTV」。FTTHやADSLなどのブロードバンドサービスを利用して、ビデオコンテンツの配信を行っているのが特徴です。IPTVは、CSやBSといった専門チャンネルや地上デジタル放送、VODなどの付加サービスを事業者網で提供。NTTドコモの「ひかりTV」やスカパーJSATの「スカパー!プレミアムサービス光」、NTTの「フレッツ・テレビ」、KDDIの「auひかり」が該当し、サービスによって4K・8K両方に対応している場合もあります。
新4K8K衛星放送
先述の3つと異なり、4K・8Kの両方に対応しているのが「新4K8K衛星放送」です。2018年12月より、BS放送と110度CS放送でサービスがスタートしました。新4K8K衛星放送には、「右旋(右旋円偏波)」と「左旋(左旋円偏波)」と呼ばれる2つの電波帯域が存在し、さまざまな事業者が多彩なチャンネルを提供しています。BS右旋4Kには、BS朝日やBSテレビ東京、BS日本、日本放送協会、BS-TBS、ビーエスフジが参入。BS左旋4K・8KにはSCサテライト放送やQVCサテライト、WOWOW、日本放送協会が、110度CS左旋4Kは、スカパー・エンターテイメントが参入しています。右旋は基本的に無料で、左旋は大半が有料で視聴が可能です。新4K8K衛星放送の中で8Kに対応しているのは、BS左旋のみとなっています。
新4K8K衛星放送を視聴する方法
超高画質による臨場感や立体感、なめらかで鮮やかな色彩表現など、魅力が詰まった新4K8K衛星放送。では、何をそろえれば新4K8K衛星放送を視聴できるのでしょうか。ここからは、新4K8K衛星放送を視聴するために必要なものについて解説していきます。
新4K8K衛星放送対応のテレビもしくはチューナを用意
新4K8K衛星放送を視聴するためには、4K・8K対応のテレビと、新4K8K衛星放送対応のチューナが必要です。テレビの録画機にチューナが内蔵されているものであれば、別途用意する必要はありません。4K・8K対応の設備に変更しても、地上デジタルやBS、110度CSの現行放送(2K)などは引き続き視聴できるので安心してください。
新4K8K衛星放送を受信できる環境も必要
一部のチャンネルの視聴であれば、4K・8K対応のテレビと、新4K8K衛星放送対応のチューナのみで問題ないですが、見たいチャンネルによっては、高い周波数帯域に対応したアンテナやケーブルなどの購入が必要になることも。すべてのチャンネルを視聴したい場合も同様です。アンテナやケーブルの買い替えが必要になってくるチャンネルは、BS左旋の4K・8Kなので、どのチャンネルを視聴したいのか事前にチェックしておきましょう。設備によっては大幅な改修工事が必要になる場合もあります。特に集合住宅にお住まいの方は、既設の共同受信用の衛星アンテナでは4K・8Kを視聴できないケースもあるので、集合住宅のオーナーや管理組合、契約している業者に事前に確認するようにしましょう。
新4K8K衛星放送を観るならコミュファ光の「光テレビ」がおすすめ!
「新4K8K衛星放送を視聴したい!」というお客さまにおすすめなのが、中部テレコミュニケーション(ctc)の光インターネットサービス「コミュファ光」が提供する「光テレビ」です。早速、光テレビの魅力をご紹介していきます。
アンテナなしで地上デジタル・BSデジタル・BS4K8Kのすべてが視聴可能
コミュファ光の「」は光回線を利用して放送電波をお届けするため、アンテナいらずで地上デジタルやBSデジタル、BS4K8Kを観ることができます。そのため、4K8K対応テレビとBS4K8K放送対応チューナ(もしくはBS4K8K放送対応チューナ内蔵テレビ)があれば、BS4K8K放送を観ることが可能。アンテナが不要なので、地形や周囲の建物の影響を受けることなく、安定した映像を受信できるのが特長です。
テレビが何台あっても月額506円
テレビごとに放送電波を加工する必要がなく、家中どこでも、何台でも地上デジタルやBSデジタル、BS4K8Kを楽しめる「光テレビ」。しかも、テレビが増えても追加の月額料金は不要なので、テレビが何台であろうと月額506円で視聴できます。この機会にぜひチェックしてみてください。
※ 光テレビは戸建住宅限定サービスです。光テレビ提供地域について詳しくはこちらからご確認ください。
※コミュファ光テレビのご利用には、光ネットと光電話のご契約が必要です。
※BS4K/8K放送の視聴には4K/8K対応チューナーを内蔵したテレビ、または4K/8K対応テレビと4K/8K対応チューナーをご用意いただく必要があります。
※BSデジタルの有料放送は、別途各放送事業者との契約(B-CASカード単位)が必要となります。
※コミュファ光テレビの月額料金には、NHKや有料放送の放送受信料は含まれておりません。
※宅内調査の結果、別途オプション工事費がかかる場合があります。詳しくはこちらをご確認ください。
※デジタル(地上/BS)放送に対応したテレビまたはチューナーが必要です。
まとめ
現行ハイビジョンを超える高画質映像で、色鮮やかで臨場感あふれる映像を楽しめる4Kや、さらに立体感や奥行きがプラスされた8K。そんな魅力的な映像体験とともに、テレビを堪能できるのが新4K8K衛星放送です。
コミュファ光の「光テレビ」は、アンテナいらずで、安定した映像をお届けすることが可能です。テレビの台数が増えても追加料金なしでサービスを提供できるなど、お客さまにとってうれしいポイントが盛りだくさん。ぜひこの機会に「コミュファ光テレビ」をご検討ください。
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4Kと8Kはどう違う?魅力と対象サービス、新4K8K衛星放送の視聴方法をご紹介!
2023年10月10日