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環境保護に向けた「Bio LIMEX Bag」の採用について

2020年4月1日

その他
中部テレコミュニケーション株式会社(ctc、本社:愛知県名古屋市中区、代表取締役社長:宮倉康彰、資本金:388億円)は、サービスエリア内全ての「コミュファ光」取扱店や各種イベントなどで使用する手提げ袋に、主原料の石灰石と植物由来樹脂を使用した「Bio LIMEX Bag(バイオライメックスバッグ)」を 2020 年 4月から順次導入することを発表します。「Bio LIMEX Bag」は、従来のプラスチック製の袋と比較して石油由来プラスチックの使用量や二酸化炭素(CO2)の排出量を大幅に削減できる高い環境性能を有しており、2019 年 6 月に開催された G20 大阪サミットの会場内の運営品としても採用されました。
ctcは、年間約6万枚を使用しているプラスチック製の手提げ袋を廃止し、「Bio LIMEX Bag」へ切り替えることでプラスチックごみを削減するとともに、資源保全や気候変動対策など、地球環境保護に貢献していきます。また今後もLIMEX 製品の活用を通して地域の未来に向けた循環型社会の実現に取り組んで参ります。





<参考>

■ 背景
持続可能な開発目標(SDGs)やプラスチック問題の課題解決に向けて、企業の対応が求められています。海外で使い捨てプラスチックを規制する動きは強まり、アフリカ諸国やインド、中国など 40 カ国以上が既にレジ袋の使用を厳しく制限されている他、欧州連合(EU)は使い捨てプラスチックを禁止する法案が可決されています。日本国内でも、プラスチックの資源循環を総合的に推進するための重点戦略の 1 つとして、経済産業省より 2020 年 7 月からの「レジ袋有料義務化」が発表されました。
世界各地でプラスチック規制が高まる中、プラスチック袋の代替素材として、石灰石を主原料にした「Bio LIMEX Bag」は、G20 大阪サミットの運営品に採用され、また自治体などのイベント時の袋として導入が進んでいます。

■ 概要
ctcは、地球環境保護への貢献の取り組みとして、「コミュファ光」取扱店や各種イベントなどでお客さまにカタログなどをお渡しする際に使用しているプラスチック製手提げ袋について、環境負荷をかけない代替素材への切り替えを検討してきました。
「Bio LIMEX Bag」は、主原料の石灰石と植物由来樹脂を使用しており、従来のプラスチック製の袋と比較して石油由来プラスチックの使用量や CO2 の排出量を大幅に削減できます。2020 年 4月からサービスエリア内全ての「コミュファ光」取扱店や各種イベント などにて、順次導入を開始します。

[Bio LIMEX Bag とは]
主原料として石灰石と植物由来樹脂を使用しており、従来のプラスチック製の袋と比べて、石油由来プラスチックの使用量や CO2 の排出量を削減することができます。また、石灰石を使用することで、一般的な紙袋と比べて水や森林の資源保全に貢献しながら、安価な価格を実現します。レジ袋、買い物袋、ゴミ袋など、幅広い種類やサイズに対応しています。
・詳細はこちら:https://tb-m.com/limex/products/limexbag/

■「LIMEX(ライメックス)」について
[LIMEX とは]
株式会社TBM が開発した、炭酸カルシウムなど無機物を 50%以上含む、無機フィラー分散系の複合材料です。LIMEX を利用することで、原料に水や木材パルプを使用せず紙の代替製品(ストーンペーパーとは異なる LIMEX シート)や石油由来原料の使用量を抑えてプラスチック代替製品(LIMEX ペレット)を製造することが可能です。
・ 2013 年、経済産業省のイノベーション拠点立地推進事業「先端技術実証・評価設備整備
費等補助金」に採択。
・ 2014 年、国内特許を取得。現在、日中米欧を含む 30 か国以上で登録済。
・ 2015 年、宮城県白石市に年産 6,000 トンの LIMEX を製造する第 1 工場を建設。
・ 2016 年、米国シリコンバレーの「Plug and Play」で初の 『世の中に最も社会的影響を与える企業ソーシャルインパクトアワード』を受賞
・ 2017 年、「第 7 回日米イノベーションアワード」において『イノベーション・ショーケース』を受賞
・ 2018 年、COP24(第 24 回国連気候変動枠組条約締約国会議)に日本政府代表団として参加
・ 2019 年、軽井沢で開催された「G20 イノベーション展」に出展。G20 大阪サミット 2019 の会場で使用された運営品として LIMEX 製品が採用

[紙の代替として]
・ 通常、普通紙 1 トン生産する場合、木を約 20 本、水を約 85 トン使うが、LIMEX は原料に木や水を使用せず、石灰石 0.6~0.8 トンとポリオレフィン約 0.2~0.4 トンから LIMEX の紙代替製品(LIMEX シート)1 トンを生産可能。
※国内の製紙業界においては、単に伐採するだけでなく海外で植林活動を実施。
※LIMEX シート製品(紙代製品)は可燃であるため、古紙回収に混ぜない。
[プラスチックの代替として]
・ 従来のプラスチックの原料は石油由来樹脂 100%であるが、LIMEX では主原料が石灰石であり、石油由来樹脂の使用量を削減可能。
・ LIMEX は、石灰石を主原料に石油由来樹脂と構成されているが、石油由来樹脂をバイオ由来の素材に置き換えたBio LIMEX 製品を発表(袋の代替製品)。
・ 単価の安い石灰石を主原料とすることで価格競争力を有する。
・ LIMEX の印刷物等のリサイクル材から、LIMEX 製のプラスチック成型品(LIMEX
ペレットを加工)を製造することが可能。(LIMEX のアップサイクル)
[資源としての石灰石の埋蔵量]
・ 日本でも 100%自給自足できる資源。世界各地の埋蔵量も豊富で、ほぼ無尽蔵。