Wi-Fiを利用するならカフェでOK?通信にともなうリスクや対策を紹介

近年、SNSサービスの普及や働き方の変化によって、外出先でもWi-Fiが必要とされる場面が増えてきました。特に、無料でWi-Fiが使えるカフェなどで、インターネットを利用している方が多く見受けられます。そのような施設設備は、外出先で誰でも気軽に使える便利なサービスですが、無料のWi-Fiを利用するのは危険がともなうことも。
この記事では、カフェなどで利用できるWi-Fiの特徴や、安全に利用するためのセキュリティ対策などについて解説します。

Wi-Fiをカフェで利用する方が増えている!種類や特徴を紹介

ノマドワークやリモートワークでの利用、待ち合わせ中の隙間時間の活用など、年々Wi-Fiの利用を目的にカフェを訪れる方が増えている印象です。「今後利用したいと思っているけど、方法がよく分からない」という方に向けて、まずはカフェで利用できるWi-Fiの特徴や、一般的な接続方法を見ていきましょう。

カフェで利用できるWi-Fiの種類や特徴

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カフェで利用できるWi-Fiスポットには、「携帯キャリア型」と「無料提供型」があります。それぞれの特徴は以下の通りです。

【携帯キャリア型】
携帯キャリア各社はWi-Fiスポットを提供しており、利用できるお店ではWi-Fiマークのステッカーが貼られています。利用するための条件は携帯キャリアによって異なりますが、基本的にはWi-Fiを提供している携帯キャリアで、スマートフォンを契約していれば無料で利用できるケースが多いです。回線契約をしていないタブレットやパソコンなどで利用するときは、Wi-Fiスポットのみの利用契約が必要なケースもあるので、各携帯キャリアの公式サイトなどでWi-Fiスポットの利用方法や規約を確認してみてください。

【無料提供型】
無料提供型は携帯キャリアとの契約は必要なく、誰でも利用することができます。カフェが独自に提供しているものが一般的ですが、最近では自治体が市民サービスとして提供しているものも。こちらも利用可能なお店にはステッカーが貼られていることが多いので、Wi-Fiを利用したいときには入店の際に確認してみましょう。

カフェで利用できるWi-Fiの一般的な接続手順

カフェで利用できるWi-Fiの接続方法は、Wi-Fiの種類によって多少の違いがありますが、基本的な操作はほぼ同じです。一般的な接続手順を紹介するので参考にしてください。

①端末の設定画面からWi-FiをONにして、利用したいWi-Fiネットワーク名(SSID)を選択します。このとき、必ずお店のステッカーなどをしっかり確認して、正しいネットワーク名を選びましょう。

②ログイン(ユーザ認証)画面が表示されたら、利用登録を行います。ログイン画面が表示されないときは、ブラウザを開くと表示されることがあるので試してみてください。

③利用規約を確認して、画面に従って利用手続きを完了させます。利用者確認のためにメールアドレスやSNSアカウントなどの入力が求められることが一般的です。

Wi-Fiをカフェで利用する際は注意が必要!

外出したときなどに便利なカフェのWi-Fiですが、利用する際は注意しておきたい点がいくつかあります。快適で安全に利用するためのポイントを押さえておきましょう。

無料で利用できるWi-Fiは回数や時間に制限がある

カフェで利用できるフリーWi-Fiは、多くの人が快適に利用できるように1回の利用時間や接続できる回数に制限が設けられているケースがあります。そのため利用中に制限時間がきて、突然Wi-Fi接続が切れてしまうこともあるので、注意が必要です。利用回数が残っていれば、最初と同じように接続すれば引き続き利用できます。

またカフェでは1つの回線を共有するため、利用者が多くなると回線が混み合って通信が不安定になることも。通信速度が遅くなったり、利用時間が残っているのに接続が切れたりするのであれば、混んでいる時間帯を避けるなどの対策が必要です。混雑時にはオンライン会議や、長時間の動画視聴といった通信量の多い利用を行わないなど、ある程度マナーを守って利用しましょう。

通信を盗聴されたり傍受されたりする危険性がある

フリーWi-Fiのなかには通信が暗号化されていないものがあります。暗号化されていないWi-Fiは、鍵がかかっていない玄関のようなもの。簡単に通信を盗聴されたり、のぞき見されたりしてしまうため、閲覧しているWebサイトの履歴やURL、メールの内容などを取得される危険性があることを理解しておきましょう。

もし悪意ある人物が通信を傍受している場合、プライベートな写真や自宅の情報を盗まれたり、パスワードを盗まれてSNSが乗っ取られたりするかもしれません。またパソコンやスマートフォンにはさまざまな情報が入っているため、仕事上の重要な情報が漏えいする可能性や、アプリに保存しているクレジットカードや銀行の情報が盗まれることも考えられます。

悪意ある「なりすましアクセスポイント」に注意

Wi-Fiスポットになりすましたアクセスポイントがあることも知っておきましょう。カフェのWi-Fiはステッカーなどに書かれているネットワーク名を選択するのですが、ネットワーク名はWi-Fiを用意する側が設定することができるため、簡単にお店のWi-Fiと同じ名称にすることができます。

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もしWi-Fi接続しようとしたときに、同じネットワーク名が複数並んでいることがあったら要注意。なりすましのアクセスポイントをお店が用意している本物のWi-Fiに紛れさせて、利用者に接続させようとする手口です。こうしたWi-Fiに接続してしまうと、通信を盗聴されたり傍受されたり、ウイルスに感染してしまう危険性があるので、注意してください。

カフェなどのWi-Fiを安全に利用するためにはどのような対策が必要?

ここまでカフェで利用するフリーWi-Fiの注意点を見てきましたが、リスクを理解して対策していれば利用をあきらめる必要はありません。それでは安全に利用するためにはどんな対策を採ればよいか、具体的に見ていきましょう。

提供元が確認できないWi-Fiを利用しない

カフェなどの人が多く集まる場所では、Wi-Fiの設定画面を開くとたくさんのネットワーク名が並んでいます。そのなかには、前述のように悪意のある、なりすましアクセスポイントが含まれている可能性があるので、正しいネットワーク名を見極めることが重要です。お店や自治体が正式に提供しているWi-Fi以外の、提供元がはっきり確認できないWi-Fiは利用しないようにしましょう。

個人情報の送受信は控える

暗号化されているWi-Fiや提供元がはっきりしているWi-Fiでも、個人情報の送受信やSNSのログイン作業などはなるべく避けたほうが安全です。もしかすると安全なWi-Fiのつもりで、なりすましのWi-Fiに接続している可能性がないとはいえません。
クレジットカード情報やネットバンキングの口座情報、ネットショッピング、SNSなどのログイン情報など、個人情報を入力するコンテンツは、フリーWi-Fiでは利用しないようにしましょう。

暗号化されていないWi-Fiを利用しない

情報漏えいのリスクを避けるためには、暗号化されていないWi-Fiを利用しないことも対策法のひとつです。暗号化とは通信データを解読できない状態にすることで、ネットワーク名の横に表示されている鍵マークが目印。パスワード(暗号化キー)の入力など利用者の認証によって、正しく利用できるようになります。

ただし暗号化されていれば絶対に安心というわけではありません。Wi-Fiの暗号化方式は、「WEP」(Wired Equivalent Privacy)から始まり、「WPA」(Wi-Fi Protected Access)「WPA2」「WPA3」と進歩してきており、古い暗号化規格はセキュリティレベルが低いため、容易に解読されてしまいます。利用する際には、初期の規格で脆弱性がある「WEP」は避けて、なるべく新しい暗号化方式のWi-Fiを利用するようにしましょう。

自動接続機能を利用しない

スマートフォンやパソコンなどは、一度接続したWi-Fiに自動で接続する機能があります。便利な機能ではありますが、安全ではないWi-Fiに接続してしまった場合、再度同じ場所を訪れた際に自動で接続してしまうリスクもあるのです。

気づかないうちに、なりすましWi-Fiや暗号化されていないWi-Fiに自動で接続してしまい、利用者が対応できないままの状態はとても危険。少し不便に感じるかもしれませんが、自動接続機能は利用せず、カフェではWi-Fiを利用するたびに手動で接続するように心がけましょう。
また一度利用したWi-Fiのネットワーク設定は端末に保存されているので、これを削除することも自動接続を防止するのに効果的です。

「https」で始まるサイトのみ利用する

インターネットのURLをよく見ると、先頭が「http」で始まるものと「https」で始まるものがあります。httpとはWebサイトを表示するための通信規格のことで、これに「Secure」(セキュア:安全)の「s」が付いたのがhttps。端末とサーバとの間の通信が暗号化されるため、より安全に閲覧できるWebサイトといえます。
近年では多くのWebサイトがhttpsとなっていますが、古くからあるWebサイトなどではまだhttpのサイトもあるので、フリーWi-Fiで閲覧するときにはURLにも注意してみてください。

VPNを利用する

フリーWi-Fi利用中のサイバー攻撃、盗聴、のぞき見などを防止するには、「VPN」(Virtual Private Network)の利用も効果的です。VPNは仮想的にプライベートネットワークを構築し、通信するデータを暗号化する技術。個人情報や閲覧履歴などを隠すことができ、セキュリティを高めることができます。
パソコンやスマートフォンの設定から無料で利用できますが、手軽に利用できるVPN専用のアプリもあるので、使いやすいものを選ぶとよいでしょう。ただしVPNは公衆回線を利用するため、セキュリティ面で絶対に安全だとは言い切れません。混雑時や通信障害時は利用できなくなることもあるので、その点は注意しておきましょう。

セキュリティ対策ソフトを導入する

安全性を確保するのであれば、セキュリティ対策ソフトの導入を検討してみてください。通信端末のOSでもセキュリティ機能はありますが、専用のソフトを導入することで、システムの脆弱性を突かれるリスクも防ぐことができます。

特にパソコンではセキュリティ対策を行っていても、スマートフォンやタブレットのセキュリティ面には無頓着という方も少なくありません。カフェで無料のWi-Fiを利用すること以外にも、インターネットを利用する際の危険は多いので、セキュリティ対策ソフトの導入はおすすめな対策法だといえます。

「コミュファ安心Wi-Fiスポット by ギガぞう」を利用する

上記のような対策のほかに、「コミュファ光」が提供している「コミュファ安心Wi-Fiスポット by ギガぞう」を利用するのも、セキュリティ対策に有効です。詳細については後述します。

Wi-Fiを利用するなら自宅の固定回線が安全!ただし通信環境を整える必要あり

通信に危険性があることを理解していても、いろいろな悩みを抱えていてカフェのWi-Fiを利用しているという方も多いのではないでしょうか。

自宅ではWi-Fiルーターの設置場所が固定され、パソコンを使える部屋までの距離が遠かったり、途中に障害物があったりして電波が届きにくいというケースが少なくないはず。Wi-Fiルーターの接続方式が古い、家電などの電波干渉が原因で通信が不安定といった理由も考えられます。インターネットを利用したい時間帯に家族が全員利用していると、回線が混み合って通信速度が遅くなることも。そもそも固定のインターネット回線を導入しておらず、スマートフォンのテザリングで通信量を気にしながら使っている方もいらっしゃるかもしれません。

わざわざ外出先で使いたいというわけではなく、快適にインターネットを使いたいというのが目的であれば、自宅の固定回線でWi-Fi環境を構築することが最も安全で根本的な解決につながります。

快適に自宅でWi-Fiを利用するならコミュファ光の「メッシュWi-Fi」がおすすめ!

カフェのフリーWi-Fiではなく、本当は自宅で快適にWi-Fiを利用したい…とお考えなら、コミュファ光の「メッシュWi-Fi」がおすすめ。月額880円で2台のメッシュWi-Fi機器を利用でき、手軽に安全で快適なWi-Fi環境を自宅に構築できます。

通信速度が高速で安定した接続を実現するコミュファ光の「メッシュWi-Fi」

戸建住宅で2階のお部屋やお風呂場などWi-Fiがつながりにくい場所がある、鉄筋コンクリート造の集合住宅で離れた部屋に電波が届きにくい、といったお悩みを持つ方は少なくないでしょう。

コミュファ光の「メッシュWi-Fi」は、コミュファ光のホームゲートウェイ標準提供の光ネットメニューをご契約いただいたお客さまがお申し込みいただけるオプションサービス。2台のメッシュWi-Fi機器を設置することでWi-Fiの届く範囲を広げ、今までWi-Fiが届きにくかった場所でも快適にインターネットがご利用いただけるようになります。ご自宅内をカバーするのに2台では足りないときには、1台あたり月額440円で追加設置することも可能です。

従来の中継機とは違い、自動で最適な電波に切り替わるので、手動でWi-Fiのスイッチを切り替える手間がありません。スマートフォンやタブレットを持ち歩いて、自宅内のいろいろな部屋で利用したい場合にも最適です。

※メッシュWi-Fi機器の電波が届く範囲および実効速度は、周囲の電波状況や住宅の構造など利用環境により大きく異なります。
※メッシュWi-Fiオプションでの月額料金は、機器2台セットでの金額となります。1台あたり+440円/月で追加いただけます。
※メッシュWi-Fiオプションでの追加契約可能なメッシュWi-Fi機器台数は、3台までとなります。
※メッシュWi-Fiオプションでの課金開始月を含む6カ月の最低利用期間があります。途中解約される場合においても、契約解除料として月額料金1カ月分(880円)をお支払いいただきます。ただし、別途追加契約いただいたメッシュWi-Fi機器のみを解約の場合、契約解除料は発生しません。

「Wi-Fi 6」に対応し複数端末で接続しても快適!

コミュファ光メッシュWi-Fiは、最新の通信規格である「Wi-Fi 6」に対応。Wi-Fi 6は古い規格と比べて高速通信が可能です。また障害物に強い2.4GHz帯と電波干渉に強い5GHz帯の両方が使えるため、電波の状況に応じて使い分けることができます。

また「直交周波数分割多元接続(OFDMA)」という技術が採用されており、複数の端末でも安定した同時通信が可能。ご家族がそれぞれに端末を接続していても、動画視聴やオンラインゲームなどを快適に楽しむことができるのです。

※「Wi-Fi」はWi-Fi Allianceの登録商標です。
※Wi-Fi通信を行うには、Wi-Fi対応の機器が必要です。
※Wi-Fi 6標準提供(10ギガメニューのみ)による。ご利用にはWi-Fi 6対応の機器が必要です。
※表記の速度は5GHz帯での規格値であり、実効速度とは異なります。ご利用にはWi-Fi 6対応の機器かつ4ストリーム対応の機器が必要です。

安心・安全にフリーWi-Fiを楽しめる「コミュファ安心Wi-Fiスポット by ギガぞう」

「コミュファ安心Wi-Fiスポット by ギガぞう」は、Wi2(KDDI関連企業の株式会社ワイヤ・アンド・ワイヤレス)が整備する⾼品質で高セキュリティなEAP-TTLS⽅式のWi-Fiスポットを利用できるサービス。
大手カフェや飲食チェーン店を中心に全国10万カ所以上のWi-Fiスポットが使い放題になるだけでなく、その他の暗号化されていないフリーWi-Fiでも、VPN機能によってWi-Fi通信を保護するため、安全性を高めた利用が可能になります。

月額550円でパソコンを含む最大10台までのWi-Fi対応端末がご利用いただけますので、同居されているご家族も一緒にご利用可能です。さらに初回2カ月間は無料となるため、とてもおトク。また、サービス内容のなかには、モバイル端末が破損・水没したときの修理代を補償するサポートもあり、こちらもご家族の端末含めて最大10台まで補償対象になるため、いざというときの保険としてもおすすめです。
詳細はこちらからご確認ください。

カフェで使えるフリーWi-Fiは、外出先で通信量を節約しながら快適に利用するのに便利なものです。ただし誰でも利用できるため、セキュリティ面では不安があるので、なるべく安全に利用する方法を知っておきましょう。

ご自宅で安全に快適なWi-Fiを利用したいのであれば、東海地方最速の「コミュファ光」をご検討ください。10ギガメニューでは最新の通信規格「Wi-Fi 6」対応のホームゲートウェイを標準提供しており、電波の届きにくい場所があるときにはコミュファ光の「メッシュWi-Fi」をご利用いただくことで、快適なWi-Fi環境を手軽に構築していただけます。

※本サービスはベストエフォート型サービスです。記載の速度は技術規格上の最大値であり、実際の使用における一定の通信速度を保証するものではありません。また、お客さまのご使用機器、設定状況、LAN環境などにより、通信速度は異なります。
※10ギガメニュー提供エリアについては、コミュファホームページをご確認ください。

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