VDSL方式のマンションでIPv6を使用したい！必要なプロバイダ契約や条件を解説

通信速度は、インターネットを快適に使用する上で重要なポイントです。

VDSL方式は、マンションの光回線の接続方式の中では通信速度が遅いほうですが、IPv6を使用して混雑を回避することで上限100Mbpsの範囲内で速度の改善が期待できるでしょう。

IPv6の接続方式には、PPPoE方式とIPoE方式があり、IPv6 IPoE方式は、PPPoE方式と比べると混雑時でも速度が落ちにくいです。

PPPoE方式では、インターネットへ接続するために「ネットワーク終端装置」の経由が必要ですが、その際に回線が混雑していると速度が遅くなる傾向にあります。一方、IPv6 IPoE方式では、ネットワーク終端装置を経由せずに、プロバイダを介して直接インターネットに接続可能です。経由地点が少なくなる分だけ、通信速度を維持しやすくなります。

ただし、通信速度は接続方式だけではなく、実効速度にも注目することが大切です。
たとえば、コミュファ光は、株式会社イードが実施した「RBB SPEED AWARD 2023」のWi-Fi 速度の部（スマートフォンによる Wi-Fi 接続）回線事業者（契約プラン）部門「東海」で最優秀を受賞しました。また、インターネット回線に関する口コミの閲覧ができる「みんなのネット回線速度」でも上位にランクインしていることから実効速度が速いことがおわかりいただけると思います。

通信環境を改善する場合、回線の乗りかえ工事が必要になるイメージをお持ちのお客さまもおられるかもしれません。しかし、IPv4からIPv6に変更する際は、特に工事を行う必要はありません。IPv4からIPv6への変更は通信規格を変更するだけなので、管理会社やオーナーに許可を得る必要すらない点は、大きなメリットといえるでしょう。

VDSL方式でIPv6を使う際の注意点は、主に以下が挙げられます。

・　最高速度は100Mbpsから上がらない
・　プロバイダの変更が必要な場合は料金がかかる

それぞれの注意点を、詳しく説明します。

VDSL方式では、各部屋までの配線には電話回線を使用しており、電話回線ケーブルの最大通信速度は100Mbpsです。そのため、理論上それ以上の速度での通信が可能なIPv6 IPoE方式を使用しても、最高速度は100Mbpsから上がりません。

IPv6を使うことで速度は改善される可能性が高いですが、劇的な改善とまでは至らない可能性もある点には、注意しておきましょう。

VDSL方式でIPv6を使用するためには、IPv6に対応したプロバイダと契約する必要があります。契約中のプロバイダがIPv6に対応していれば問題ありませんが、そうでない場合はプロバイダを変更しなければなりません。プロバイダを変更する場合、別途料金がかかる点には注意が必要です。

VDSL方式でIPv6が接続されたか確認する方法は、「IPv6接続テストのWebサイトを使用する」「パソコンの設定から確認する」の2つあります。それぞれの方法を、以下で詳しく説明します。

IPv6への接続状況を確認できるWebサイト（https://test-ipv6.com/index.html.ja_JP）があります。こちらにアクセスすれば、自動的にIPv6への接続状況をテストして結果を表示してくれるので、IPv6で接続できているかどうかがすぐにわかります。

パソコンの設定から、IPv6のアドレスの表示を確認する方法もあります。Windows（Windows11）とMac（Mac OS X）、それぞれの手順は以下のとおりです。

・Windows
1.　Windowsのマークを右クリックして「設定」を選択する
2.　「ネットワークとインターネット」>「ネットワークの詳細設定」>「ハードウェアと接続のプロパティ」の順に選択する
3.　「IPv6 アドレス」の項目に表示があるかを確認する

・Mac
1.　メニューから「システム環境設定」を選択する
2.　サイドバーで「ネットワーク」をクリックする
3.　「TCP/IP」のタブを選択する
4.　「IPv6アドレス」が表示されていることを確認する

VDSL方式でのIPv6接続を検討中で中部エリアにお住まいであれば、コミュファ光がおすすめです。コミュファ光は独自回線^※1で24時間365日監視^※2し、インターネットが遅くなる前に回線を増強することが可能です。さらに、実効速度が東海地方最速^※3なので、快適なインターネット接続が可能です。「安心サポートPlus」に加入すれば、インターネットの使用に関するお悩みにお電話でもリモートでもサポートしてもらえます^※4。当然、IPv6接続にも対応しています。

なお、コミュファ光でIPv6接続を使用するためには、コミュファ光提供のホームゲートウェイが必要です。メニューが「プロバイダ一体型」のケースではIPv6接続が標準対応ですが、「プロバイダ選択型」のケースではIPv6接続に対応しているプロバイダでなければ、使用できません。

1. 「タイプJ」「タイプK」では対応していません。
2. お客さま個人の通信の内容を監視するものではございません。
3. 愛知県、岐阜県、三重県、静岡県、長野県での個人宅向けFTTHサービスの上り/下り速度で速度一位タイであり、10ギガホームメニューが対象です。（2023年3月付け株式会社シード・プランニングの調査に基づく）
4. 最低利用期間内(92日間)に解約された場合、契約解除料が発生します。契約解除料は、月額料金1カ月分(770円)となります。なお、光ネットのお申し込みと同時に「安心サポートPlus」をご契約された場合、最低利用期間内は無料でご利用いただけます。

VDSL方式でIPv6が接続されたか確認する方法は2つあるため、自分が確認しやすい方法で試すと良いでしょう。

IPv6接続を検討中のお客さまには、IPv6に対応しているコミュファ光がおすすめです。独自の安定回線で快適にインターネット接続が可能ですし、サポート体制も充実しています。快適なインターネット環境を構築したいとお考えであれば、ぜひコミュファ光をご検討ください。

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